秘仏本尊 勝因寺 虚空蔵菩薩さま | 平井部

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今日は三重県の伊賀市にあります勝因寺で、絶賛公開中の秘仏 

虚空蔵菩薩さまにお逢いしてきました。

 

勝因寺HP

http://shouinji.mie.jp/index.php

 

 

朝たまたまNHKのニュースを見てましたらお姿が写ってまして、なんとただ今三十三年に一度の御開帳中ということで、これは行かねばなりますまいと。いつもほんとに朝ってテレビ見ないんですけれどね。

 

 

午前中ゆっくりして、お昼ごろに車で出発。

迷うことなくスムーズに到着できました。何事も、出発しちゃえばすぐなんですけれどね(^_^)。

 

平日でしたが、情報をキャッチした善男善女たちで第三駐車場まで車はほぼ満杯。

今日は一日雨か曇天の予報で、途中もわりと降られたんですけれど、着いた頃には止んでくれて青空ものぞいてました。

 

 

 

 

 

参道脇の桜は七分咲きくらい。

 

拝観の前に、しばしお花見を楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本堂は鉄筋。

ご結縁の柱に気分も高まります(^_^)。

 

 

雲すごい奇麗ですね。

 

 

 

軽く境内散策して心をじらしてから、受け付けを済ませて、本堂左手、大師堂から拝観開始。

 

 

大師堂にはフルカラーのお不動さま、空海さん、小角さん、がいらっしゃいました。小角さんめちゃ笑顔。

 

 

 

そして本堂に入堂し、まず外陣正面から拝見…

 

をわっ、きっ、きました、仏さまのほんわりフォース…

 

や、やわらか〜(涙)

 

 

なんてお奇麗な虚空蔵菩薩さま…

 

端正なお顔、なで肩から印を結んだ両手をへて結跏趺坐したお脚にいたるまで、えもいわれぬ魅惑の曲線が描かれていて。

 

 

ほぼ(人間比)等身大ですが、拝していると、もっともっと大きく感じされます。

 

 

 

そして左手から内陣に。

 

まずいらっしゃるのが小天狗清蔵という方の巨大な像です。

 

こちらは江戸初期の実在の人物で、容貌魁偉、体躯違丈ゆえに「小天狗」と呼ばれ、各地で修行した上、社寺の復興に尽力された方なんだそうです。調べると面白そう。

 

 

一番奥には十一面千手さま立像。

像高176.2センチのわりと大きめのお方。ふくよかなお姿の、和やか系の千手さまでした。お産まれは平安時代。

 

 

中央のお厨子には虚空蔵さまがいらして、その両脇を、持国天、増長天が護りを固めて。わりと小さめなプリミティ仏さまで、ことらも平安のお産まれ。

 

 

虚空蔵さま、間近でも素晴らしい…。

 

左下から眺めるのが、微笑んでらっしゃるようで好きでした。

 

 

内陣右手奥には、像高151.3センチの聖観音さまと、その右に空海さん。

聖観音さまはたおやかな細いウエストが素敵でした。こちらも平安のお産まれ。

 

 

内陣には他にも西国三十三観音さまや、小さい大日さまなどがいらっしゃいました。

 

 

 

その後もしばらく、外陣から虚空蔵さまを拝してました。

去りがたし。

 

 

 

拝観ルートの最後に、掛軸コーナーなどがあって、榊獏山さんの書が多数あり、感動してしましました。

 

 

 

 

明日はブッダズ・バースデーということもあって、甘茶かけの用意もしてありました。

 

 

天上天我唯我独尊

 

 

 

こちら勝因寺は、空海さんの開基らしく、お手植えの椿などもありました。にしては若い椿だなって想ってましたら、現在のは三代目なんだそうです。

 

 

そういえば、三月八日にお参りした宮島、弥山も空海さん開基で、山上の本堂には虚空蔵菩薩さんが祀られていたのでした。

 

 

 

 

いやあ、それにしても、素晴らしい仏さま、まだまだいらっしゃるのですねえ……。ぼくの中で間違いなく虚空蔵菩薩さまベストです。

 

年に二度ほどは檀家のみなさん向けにお目見えされているようですが、このように一般向けに御開帳にはるのは三十三年に一度ということで、ご結縁できてほんとに光栄でありました。

 

 

 

今回の特別拝観には散華とお御影がついてきました。

 

 

 

ご朱印

 

 

 

せっかく伊賀まできたので、伊賀大仏さまもお参りしていく予定でしたが、ついで参りになるのと、心がときめかないのとで、今回は取りやめに。

 

 

その方が虚空蔵さまの印象も強く残るので、正解だったであります。