すいません、三十三所巡礼の続きでっす。GW明けに琵琶湖竹生島の宝厳寺をお参りした次、2009年6月18日の見仏記になります。
このシリーズは、当時mixiなどにアップしていたものを、編集して再アップしているんですけれども、この時のは書かないままになっていて、パンフレットや見仏ノートを元に現在のわしが書きますため、少々臨場感に欠けると思います。4年前(^_^;;;。
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2009年6月18日、大阪市街の南東、かなり奈良よりにあります葛井寺にお参りしてきました。夏を思わせる蒸し暑さの中、スズキのバイクを駆って、法隆寺などを右に見つつ国道25号線を西へ。大和川沿いの路、なんとなく懐かしいです。
大阪府内に入り、まず目指すのは道明寺ですが、駅前で左折して住宅街をさまよっていると、いきなり巨大な古墳の前に出てしまって、慌てて引き返したりして(^_^)。この辺りは古墳とか旧跡とかいっぱいあって、山超えた東側は橿原とか三輪明神とかですし、かつては豪族が多数住まう土地だったんでしょうね。
辿り着いた道明寺は、ひっそりとした佇まいでした。

特徴のある楼門。

整備された境内。
こちらは元々、隣りにあります道明寺天満宮と同一の広大なお寺だったのが、廃仏毀釈によって現在の場所に移されたのだとか。創建は土師氏で、その後裔である菅原道真によって道明寺と呼ばれるようになったと。

本堂。
拝観料を払って本堂へ。こちらのご本尊十一面観音さまは国宝で、毎月18日と25日に御開帳になります。道真さん三六歳の時に手ずから彫られたという伝説ありと。
お厨子の中の十一面観音さま、う、美しい……。
像高は1m足らずで、オーソドックスな十一面観音のお姿。
エキゾチックな美女でらっしゃいます。
(九州の博物館で展示された時のお姿)
お厨子の向かって左手にお不動さま、右手に毘沙門さま。
この毘沙門さまもめっちゃ格好良かったです!!
その後方にも、ちょっと変わった仏像群がたくさん。
十一面さま坐像に、八臂のチベット仏さまに、デフォルメされた大黒さまに。
チベット仏さまは、お顔の両側に動物の顔がついてました。
堪能して本堂を出て、しばし境内を散策。
他に、大師堂、護摩堂がありました。

半跏のお地蔵さま。
この後、隣りの道明寺天満宮にもお参り。
さる老夫婦に写真を頼まれて、撮って差し上げてカメラをお返ししたら、御礼の一言もなく「ちゃんと撮れてる?」ってモニタを確認する老婦人の佇まいがステキでした(^_^;;;。
続きまっす