初詣見仏1 禅定寺 | 平井部

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神社仏閣巡りレポ
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※ 現在ブログデザイン変更中です(^_^)。あまりのもっささに挫折しそうになりつつ、どうせならそのもっささを全面に出して行こうかなと。もうちょっとあちこち修正ありでっす。


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 今日は初詣見仏ということで、いくつかお寺さんにお参りしてきました。

 毎年、近所の産土さまに詣でた後に、どこか大きい神社にも初詣に行くんですけれども、今年は去年末にいろいろ詣でてますので、ぱっと「行きたい!」って思ったのがお寺さんだったのでした(^_^)。


 宇治田原町の禅定寺は、すごく良いことは分かってますのに、いつでも行けるや~って思って行けてなかった場所です。

 307号線を北に折れて、緑深い道を進み。この辺りも神社やお寺が多いんですよね。



 駐車場ではお地蔵さまがお出迎え。


$ときめき神仏巡礼記




 道を渡って、なだらかな丘陵の石段を上り。

 やがて山門。


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 さらに山門。紅いお肌のお仁王さまにご挨拶。


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 境内は、庭園みたいになってまして、本堂も藁葺きですし、あまりお寺っぽくなくってかなりめずらしい造りですね(^_^)。


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 本堂




 受付を済ませて、本堂へ。
 まず廊下でプリティ仏さんがお出迎え。(^_^)


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 こちらのご本尊は、おそらくお釈迦様だと思われます。お厨子の中に、小さいお姿が。

 その向かって右側にはお不動さま。両脇のせいたかこんがら童子の方が存在感ありました(^_^)。


 さらに廊下を右手にぐるっと進むと……

 ををっ、巨大な釈迦涅槃図……


$ときめき神仏巡礼記



 周りの小さな四角の仏さまは、公募で選ばれた皆さんがそれぞれの「私の仏」を描かれたものなのだそうです。ぼくも描きたかった……。




 本堂を出て、しばし境内散策。

 向かって右側には、かつてご本尊の十一面観音さまがおわしたという観音堂があります。今は、習作っぽい仏像が、大きいのから小さいのまでいろいろ。あまり雰囲気は宜しくありませんでした。



 観音さまと本堂。


$ときめき神仏巡礼記





 さて、いよいよ見仏タイム。
 こちらの主な仏像は、門の外の宝物館に収められているんです。

 冷え冷えの足下をものともせず、大きな扉を開いて宝物館に踏み入りますと、はあ……、いらっしゃいます、麗しの十一面観音さま……。

 両側に居並ぶ仏達の一番奥に、黒々と艶めくお姿。
 十一面観音さま立像。
 3メートル弱のかなり大きいお方で、お産まれは平安、平等院の阿弥陀さまよりも早いのだとか。

 お顔の造りや質感は、観音寺の十一面さまを、なで肩のラインやぽこぽこっとした胸から腹部は聖林寺の十一面さまを想わせまして、おそらく共通の仏師集団が関わっているんでしょうね。

 すっと真っ直ぐに立たれた凛々しいお姿。
 ちょっと鼻筋が太いお顔は、猫族的でかなり好みです(^_^)。


 かなり長い間拝んでから、他の仏さまにも眼をやります。

 脇侍の日光月光さま、並びの四天王さまは、プリミティ仏と劇画仏のちょうど中間くらいの感じですね。四天王さまのぽこっとしたお腹が愛らしい(^_^)。そういえば『テレビ見仏記』ではみうらさんもお腹に(トークで)触れてらしたような。


 一番手前の延命地蔵さまも好きでした。頭頂がすっと長く伸びたツタンカーメン的な容姿は、他所でもいくつか拝見いたしましたが、もしかしたらあえてなのかも知れないですね。



 いやあ、十一面観音さま、素晴らしかったです!!

 多分気温3度くらいしかなくって(^_^;;、寒さに耐えられなくなって宝物館を出ましたけれど、本当はもうちょっと観ていたいくらいでした。


 聖林寺、観音寺、そしてこちら禅定寺の十一面さま、かなり抜きでた3トップになってしまいましたが、個人的に最も好きなのは、やはり観音寺の十一面さまですねえ。




 
 帰る前に、もう一度境内へ。

「念ずれば 花ひらく」の石碑がふと眼に留まり。
 今日はこの言葉がシンクロで、夜にテレビを観てましたら同じような言葉を聞きました。


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 続きまっす