バースデー見仏 箕面 勝尾寺 | 平井部

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神社仏閣巡りレポ
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 ふと気づけば既に3月……。2月はついに一度も見仏記をアップせずでしたm(_ _)m。

 三十三所レポの続き、二年前の3月、勝尾寺にお参りした時のものです。この3週間ほど、風邪が完全に抜けなくって、なんとはなしな体調不良を感じているのぼるさんですが、そういえばこの時も同じような雰囲気だったなあって、読み返していて思い出しました。そういう時期なのかしら。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


 今日(2009年3月2日)はお久しぶりの見仏と、甥っ子のしゅうたのバースデーのお祝いに行ってまいりました。

 もともと見仏の予定は入れてなくって、夕方からしゅうん家に行くだけのつもりだったんですけれど、一昨日かな、ふと三十三カ所御開帳のスケジュールを見てみましたら、なんと3月の1日~3日、3日間のみの御開帳があるじゃないですか! やばかった……。ここを逃していたら、三十三所全ての観音さまにお逢いするのぞみが頓挫するところでした……(汗)。

 こちら、箕面の勝尾寺は、先日テレビでちらっと紹介を見て気になっておりまして、この秋にはぜひ行こうって心に決めてたんです。やっぱり呼んでいただいてたのかなあって、ちょっと嬉しかったりして。

 箕面(みのお)というのは、大阪府の北部に位置する、温泉やら滝やらで有名な、自然が多く残る景観地ですね。♪みのお~温泉~スパ~ガ~~デン のCMミュージックは関西人のソウルソングとして長く愛唱されとります(^_^)。
 万博公園がある千里から、もうちょっと上(北)にあがった辺りですね。京都人のぼくも、なんとはなしに懐かしさを感じる地域です。


 朝は余裕をみて、8時すぎに車で出発。覚悟していた渋滞にもほぼあわずに、2時間弱で箕面の山上にあります、お寺に到着することができました。

 に、しても、寒いですやん……。

 さすがは箕面。寒風に小雪が舞っております(涙)。
 昨日の暖かさが続くと思い、パーカーで行こうかなんて一瞬思ったんですけれど、ちゃんとダウン着て行って正解でした。


 土産物屋さんを少しながめてから、近年修復が終ったばかりでさらさらしてる山門に向かいます。
 実はこの日、初めて買ったデジタル一眼のデビューでありまして、軽く緊張しながらあちこち撮影。ファインダー覗くの久しぶりなのと、あとオートフォーカスも自分で持つのは初めてで、あれこれぎこちなく(^_^)。


ときめき見仏記-門1



 境内は、ずいぶん整備がすすんでますようで、小奇麗な庭園みたいな雰囲気になっております。山門を潜るといきなり池がありまして。古刹好きのぼくはちょっと残念な感じ。

 本堂まで登る石段の辺りは、昔ながらの風情があってすごく良かったです。


ときめき見仏記-道



 面白かったのは、このお寺は「勝ち運祈願」奉納のダルマさんで有名なところで、境内に大小様々なダルマさんがあったところです。


ときめき見仏記-ダルマ




 お参りをするも、御開帳は正午からですので、本殿の扉はしっかり閉ざされておりまして。それまで境内を散策したり、御朱印をもらったりして過ごしました。
 秘仏のお薬師さまがいらっしゃる薬師堂では、地面に頭をすりつけて、何事かを祈願する女性の姿がありました。さぞお辛い思いをされてるのだろうと、心が痛みました。


ときめき見仏記-本堂
 本堂

ときめき見仏記-風景



 11時半くらいから、本堂入り口に列ができ始めまして、ぼくもそれに加わります。

 に、しても寒い……(涙)。

 小雪はいまだパラつき。体感で1度あるかないかという感じでしょうか。しかも、お堂背面のお山が黄色い花粉をびっしりまとった杉林という花粉症ブラザーズにとっては恐怖の立地で(^_^;、普通の生活ではなんとか大丈夫なぼくも、さすがにくしゃみ連発でした。

 ツアーと思しきバスが何台もきて、列はどんどん長くなり。
 正午少し前から、お堂の中で法要が始まり、お坊さんの宣言の言葉に次いで、いよいよ御開帳~! その頃から、上空青空が奇麗~に広がったのが印象的でした。
 しばらく待って、本殿向かって右手から内陣に。大音量で響く太鼓と読経の声。参拝者用に十カ所ばかりご焼香の用意がしてありまして、なるべく中央の方を選んで正座。

 線香の煙に包まれて、見上げると、そこには観音さまが……

 まあるいお顔。切れ長の美しい瞳。
 なんとはなしに、既視感。懐かしい感じ。

 ゆっくり浸りたいんですが、なにせ後ろには長蛇の列……。しばしお顔を見上げて、お焼香して般若心経の最後の「ぎゃて~」の部分だけ唱えて、お堂を退出致しました。

 すかさず、今度はお堂の外からゆっくり鑑賞。
 十一面千手観音さま。身長は2m以上はあるでしょう。ほっそりしたみ手が奇麗です。皮膚が朱塗りのように赤く感じるのは、光のせいでしょうか。小さい唇にほっそり整った鼻筋。女性的なお顔。しかし、去り際には男前な男性のお顔に見えました。

 去りがたく、何度も引き返して拝観してから(^_^;;、本堂を後にしました。
 美しい観音さまでした。


ときめき見仏記-列
 長蛇の列。土日はもっとすごかったようです(^_^)。


 読経の声はスピーカーで境内全域に流されており、3時までの御開帳の間は、ずっと法要が続いていたんでしょうね。
 春と秋の観光シーズンには、さぞ美しい景観が広がるんでしょうけれど、個人的にはもうちょっと鄙びている方が好きではあります(^_^)。


ときめき見仏記
 宝塔と聖観音さま



 箕面のお山を下って、身体を暖めるためにラーメンを食べてから帰宅。

 ちょっとゆっくりしてから、おっきいプレゼントを抱えて、母を連れて甥のしゅうたの家に。
 やつが産まれてもう4年……。本当に早いですねえ。

 甥はびっくりするような速度で成長してゆきますけれど、観音さまに比べたら、あくせく生きとりますぼくも、しっかり成長していってるのかも知れませんね。

 春はもうすぐ! しっかり歩んで行こうと思いました。




$ときめき神仏巡礼記

 千手観音さま御影


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 勝尾寺ご朱印