どんどん晴れてゆく空と青みを増す海を眺めながら、快適にドライブ。持って行ったCDは良い感じに気分を盛り上げてくれました。
陽射しも強くて、車内は暑いくらい。この日は一日眼鏡ですごすつもりでしたが、妙な日焼け痕がのこりそうなので、途中でコンタクトに変えました(^_^)。
空海の伝説が残る串本町の橋杭岩を観光した後は、「本州最南端」の潮岬へ! 国道を逸れて岬方面へ向かうと、奄美を想わせる深緑色の樹木が、眼につくようになります。うねる道を抜け、ぱっと開けた光景は、左手に青い大海原! そして右手には妙に昭和ちっくな潮岬観光タワー(笑)。
昭和40年代にトリップしたような気分で、観光タワーの入場料600円を払うと、綺麗なお姉さんが「本州最南端訪問証明書」を発行して下さいます(^_^)。
「やった! これで物心ついてよりの念願かなったわ!」
と、独りで面白くもないボケをつぶやきつつ、ガンダムの起動音みたいな音を立てるエレベーターでタワーのてっぺんに。
見晴らしは、素晴らしい~。
東西には、紀の国の山々と海岸線が連なり、南方には遥か広がる紺碧の海と蒼穹……。中途半端な高さに背筋をぞくぞくさせつつも、しばしこの風景を堪能いたしました。
下りは、階段でゆっくり下りてみましたが、途中階はほぼ使われておらず、そのまま放置状態(^_^;;。4階だったかな、マジックミラーコーナーがあったりするのも、寂れた感満載で良かったです。昔は賑わってたんでしょうねえ。
タワーを下りて、一応最南端の展望台まで歩いて行ってみてから、出発。岬ってなんだか切なくって良いですね。
それからはひたすら距離をかせぐことに専念。
蒼穹の下、連なる岬を抜けながら、Coccoさんの“ポロメリア”に瞳をうるませつつ(^_^)。
さて、見仏人といたしましては、もう一つくらい見仏の予定を入れたいところ。るるぶの観光ガイドを見ますと、どうも有田市に国宝の仏像さんがいらっしゃるようなので、とりあえず有田市を目指そうと考えておりました。
道は、有田よりかなり南の御坊市に差し掛かった頃。「道成寺」の標識が見えるなり、なぜかわらしはハンドルを切って右折してしまってたんです。なんで? 有田まではこのまま国道を進むはずやのに……。
また俺は妙なルート選んで……と、半ば呆れつつ、マップを見てみましたら、どうも行こうとしていたお寺は、有田でなく御坊の道成寺だったみたいなんですね(^_^)。信号待ちの際に慌ただしく調べてたので、勘違いしてましたようで。危うくスルーしてしまう所でしたようで。 さすがおれ。
一安心して再出発し、標識に従って進むと道成寺は難無く見つかり、門前の駐車場に車をパーク。
「あれ? ここ、ええかも!」
石段上の仁王門を見上げただけで、マイ鬼太郎センサー(※ きらきら物に反応するセンサー。仏像の他にも各種対応)はびんびんに反応します。高鳴る胸のわくわく。
門を抜け、正面の本堂と右手の三重の塔にも心惹かれましたが、まずは仏像がいらっしゃるらしい左手の宝物殿へ。
息をひそめ、突き当たりのホールへ侵入すると……
次回でラストです(^_^)。