なかなか書くヒマがなくてすいません。
ご指摘にもありました通り、俺が弱ってた部分も ちゃんとご報告しようと思います。
今さら 数ヶ月前の事ですが、今だからこそ お話しなきゃいけない事があります。
今日のは長いかもです。 4分くらい時間をもらうので、ヒマな時にでも見てやってください☆
さかのぼること 9月終わり~11月頭 の約40日間のこと。
この時期俺は、一番更新してなかったと思います。
ご存知、会社のバタバタの毎日でしたが、
もう一つ更新できなかった理由がありました。
あらかじめお断りしておきますが、
今から話すこの事を、当時お知らせしなかったのには理由があります。
俺自身、正直 更新どころではありませんでした。
この事を報告しておいて、放置する可能性があったので
それならば 心配をかけないためにも 言わないほうが良いと判断しました。
仕事もバタバタで、それ以外に俺が まいってた理由・・・。
それは、猫のピカ子の事です。
実は、ピカ子は あの時期 死にそうになってました。
でも大丈夫。
今はもう回復してます。
こないだ キラ子の乳を吸っていた写真は、回復後になります。
一度、その時期に「ピカ子は今日も元気です!」という記事があったと思いましたが
あれは、落ち込んでた 自分自身を励ます意味で
元気だった頃の写真をあえて載せましたが、実際は病気でした。
偽装っぽくしてしまって すいません。
9月も終わろうという10月手前のある日、ピカ子が急に嘔吐して、泡を吹きました。
身体は小刻みに震えだして ケイレンして、普通の風邪っぽくなかったです。
評判の良い病院に連れて行って 検査したところ、厄介な病気でした。
ピカ子を飼い始めてすぐ検査した時は 何も異常なかったのに。
熱が上がり、血液の中の白血球の数も 普通の猫の4倍に達しました。
熱は 42℃(人間でいうと40℃くらいの熱)を 行ったり来たりの毎日。
ウィルスが身体中に回り、足の骨や神経にも影響が出てきて
いっさい歩く事ができなくなってしまいました。
トイレに行く事もできなくなり、行こうとしても動けず お漏らししちゃいます。
さらに 鼻水と涙もハンパなく出続けてます。
食欲も全くなくなり、エサを一口も食べてくれない。
でも 食わなきゃ死んじゃうので、
俺が無理やり エサを口の中に押し込めてるほどでした。
先生からは「最悪の事も考えた覚悟も必要です。」と言われてました。
この病気の治療には、1日に1回、注射を2本するのが一番の策。
それか、錠剤を飲ませ続ける策もありますが、やはり注射の方が効果あります。
しかし、先生は 注射をあまり薦めてきませんでした。
動物は保険が効かなくて お金がかかるからです。
1日に1回、毎日欠かさず注射を2本うたなければなりません。
毎日です。
もし1日空いてしまうと、
極端な話、また身体中にウィルスが広がって 振り出しに戻る可能性があります。
この治療は 1週間続ければ治る場合もあるし、
猫によっては 半年から1年以上、最悪一生続く場合もあります。
お金の問題もそうですが、
俺は 新会社設立がピークだったので「毎日病院で注射」というのが悩みの種でした。
ピカ子には申し訳ないけど、この時期のタイミングが一番キツかったです。
でも 言ってられませんでした。
俺は 注射の治療を選択しました。
一番良い策でないと かなり不安だし、ピカ子は俺の家族だし。
所詮ペットとはいえ、自分の家族なんで 俺には辛かったです。
それから、ピカ子と俺の 長い闘いが始まりました。
ただでさえ 仕事がいっぱいいっぱいだったのに加え、闘病生活が始まります。
夜中2時に仕事を終えて帰り、3時に寝て 朝7時半に起き、
8時に病院の受付に行って 注射して、ピカ子を家に置いて すぐに職場に向かう毎日。
寝不足です。
日曜は休診なので、隣町の 日曜に診察してる病院に行きます。
日帰り出張や商談、超大事な会議がある場合は、
昼休みとか夜、診療時間外にも関わらず 先生にお願いして 注射してもらってました。
別居してる家族に任せようかとも思ったけど、 もちろん弟、父親も仕事。
母親は 猫アレルギーで触る事も困難。
じいちゃんは 足腰が大変弱く、今では じいちゃん一人で外出させていません。
ピカ子の入院も考えたけど、先に言ったように この治療はいつまで続くか分からないし、
ただでさえお金がかかるので、やはり俺が 毎日連れて行くしかないと思いました。
そんな中で、日に日に弱っていくピカ子を見ていると、
俺と ピカ子が 初めて出会った今年の夏を思い出します。
真夏の炎天下の中、道端で出会った時。 あの時も死にそうだった。
捨てられているピカ子を見た時、
とにかく汚かった。
触りたくもなかった。
可哀そうだけど、無視して素通りするのが一番だと思った。
それが、あの時の 俺の素直な気持ちです。
でも今は、俺にとっては世界で一番 大事な猫。
たとえ病気になって 鼻水や涙が止まらなくて、どんなに汚い顔のピカ子でも、
俺は迷わず 撫でる事ができます。
そのくらい、今では俺達には絆が芽生えているんです。
大事な家族だから。
あの時、拾った時、俺は ピカ子を助けなきゃいけない運命を感じました。
だから今回も、限界の限界の、さらに限界まで 俺がやろうと決めました。
何より、それができないと言うのであれば、最初から飼う資格がないとも思ったし。
それでもピカ子は 毎日苦しそうにしていました。
10月も終わりを迎え、ピカ子の様子は変わらず。
もう1ヶ月以上も この毎日を過ごしています。
俺の仕事のほうもさらにバタバタし始めます。
ピカ子は 寝ながら うなされています。
日を重ねるごとに、いつ死んでもおかしくない状態にまでなってしまいました。
毎朝起きて、ピカ子が生きているかを確認するのが怖かった。
そのくらいにまで 悪化してました。
先生に言われてたので、死んだ後の事や 安楽死の事も考えながら 過ごしてました。
安楽死・・・。 思ってもみなかった選択です。
でも、苦しそうにしているので
「延命」というものが、ピカ子にとって果たして良い事なのかすら分からなくなりました。
それでもピカ子は生きています。
小さな身体で、必死に生きようと頑張ってます。
「何のために生きるのか?」なんて、猫だから分からないくせに、
ピカ子は ただただ生きようと頑張ってます。
俺が逆に勇気をもらってました。
ピカ子の目は、ずっと流してる涙で腫れあがり、
それでも一生懸命に俺を見てる顔が痛々しくもあり、守りたくもなります。
キラ子も お母さんになったつもりなのか、
ずっとピカ子のそばで顔を舐めてやったりして一緒に寝て、心配そうに見守ってる毎日でした。
ここまで来たら、俺も完治するまで とことんやってやろうと思いました。
でも、11月に入って、新会社設立のほうもピークを迎えてきて
正直俺は、心身ともに限界になってきました。
なんか、色んな重圧がかかってる気がして。
終わりが見えない闘いって ほんとキツイ。
同時に、終わりの見えない出費もキツイ。
睡眠不足もあって、
仕事とかも色んなストレスが一気に押し寄せてきて、何もかも嫌になる日もありました。
それでも毎日 病院に行って、職場ではポーカーフェイスで働いて・・・。
でも、辛い時期というのも 永遠に続く事なんてない。
あらためて感じた事です。
解決する時間はそれぞれだけど、いずれ終わりは必ず来ます。
ついに、ようやく闘いに終わりが見えてきました。
11月のある朝、
いつものように、ピカ子が生きているか確認しようと見たら、
ピカ子が部屋の真ん中で ポツンと立ってました。
どこに隠していたのか、コンビニの袋を引っ張り出してきて ツンツンいじって遊んでました。
目もクリッとしてて、元気な目をしてました。
ずっと垂れ下がってたシッポも 真っ直ぐ上を向いていました。
俺は朝が弱いため、
夢の続きを見ているのかと 勘違いするくらいの光景でした。
素人が見ても分かるように、面白いくらいに 一晩で180度 症状が回復していました。
嬉しかったのが、俺がそこに行くと
お腹が空いてるみたいで、俺にすり寄って来て エサの要求をしてきました。
「ナァー」と、いつもの か細い鳴き声で寄ってきて、
元気だった頃と同じ エサの要求をしてきました。
恥ずかしい話、
この瞬間、俺は 張り詰めてた緊張の糸がプツンと切れて、
ガリガリに痩せたピカ子を膝に乗せながら、オッサンなのに涙が出ちゃいました。
とにかく夢のようで、久々に ものすごい嬉しかったんです。
心のどこかで、俺も あきらめてた部分もあったからだと思います。
安堵感とともに、仕事のプレッシャーとかも、
今まで一人で色々と抱えて溜めてきてた物が、一気に涙となって溢れた感じでした。
病院に連れて行き、先生にも
「おっ!熱も下がって白血球の数が戻ってます!よかった!治りますよ!」と言われました。
同時に、先生から「ありがとう!」と言われました。
先生が俺に「ありがとう!」と言ったんです。
先生は、もちろん動物病院の先生をやってるくらいなので、誰よりも動物が大好きです。
それでも 治療費という現実問題は、飼い主の決断が全てなので
助けたくても助けられない場合も たまにあるそうで。
同じ病気を持った猫ちゃんの飼い主さんの中には、
思ったより治療が長く続くから、途中で断念しちゃう人もいるみたいです。
それもそのはず、この治療は ¥4200×毎日 だし。 プラスもろもろ。
まぁ なんてリッチな猫だことでしょう。
ピカ子の場合は 40日という日数で済んだけど、
半年とか、これ以上かかるなら 俺も悩んでいたかもしれません。
ペットの保険ってないものでしょうか?
あるみたいな事も 聞いた事ある気がしましたが・・・。
何回 ATMに下ろしに行ったことでしょう。
延々と続くかもしれない治療のもと、
ペットの命を取るか?リアルに生活費を取るか?究極の選択です。
飼い主になるうえで、こういう現実問題とも向き合わねばなりません。
予定外の出費のため、おかげで10月は酒代が厳しかったですが・・・。
でも、今となってはプライスレス。
注射の毎日も終了し、ピカ子は元気になりました。
12月の今。
今は念のため、週に1回病院に診せに行く程度になってます。
エサも かなり食ってて、むしろ食いすぎで心配するくらいです。
痩せてた身体も 元に戻りつつあります。
仕事は相変わらず忙しいですが、
新会社も設立させたし、病気にも勝ったし、気持ち的に余裕が出てきました。
そんな怒涛の10月~11月の、今さらの報告でした。
もう一度言いますが、この事を話さなかったのは
読者さんに心配をかけておいて、更新を放置する可能性が大だったからです。
何より心配させたくなかった。 それに尽きます。
それと、明日の命もどうなるか分からないという状況だったので、
「ピカ子ちゃんはどうなりました?」と、誰かに聞かれるのが怖かったってのもありました。
騙していたわけではないので、ご理解していただけるとありがたいです。
その間、何食わぬ顔で ゲームの事とか野球の事とか 普通の更新もありましたが、
いつも更新を楽しみにしてくれてる読者さんがいるので・・・。
でも当時、
病院通いの毎日の時、俺は ある目標っていうか、プチ夢を描いてました。
『みんなに報告するためにも、
早く ピカ子には元気になってもらって、この事を記事にしよう!』 と。
だから今、みなさんに こうしてやっと言えることが、
俺にとって何より嬉しいです。
闘病中、この言葉を ずーーっと 言いたかったんで
遅ればせながら 大きな声で言わせてください。
みなさん、ピカ子は元気です! ピカ子は頑張りました!
やっぱり ピカ子は、誰かがいなきゃ 生きられないみたいです。
だからずっと 俺が守っていきます。
ピカ子は 人間じゃないけれど、
まだまだ身体は小さいけれど、
今日も明日も デッカイ命を持ってます。
んじゃ!
PS
「忙しいのにメールしてすいません」と言って メールをくれる方へ♪
メールがウザイなんて思った事ないですよぉ☆
むしろ忙しい時こそ元気もらってます!感謝です!
逆に返信できなくて申し訳ないくらいです。。。心の底から、いつもありがとうございます☆
