明け方、うちのすぐ目の前で火災が起きました。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━
※ まず始めに、これだけは分かっていただきたいです。
俺は今朝、更新するとは言ったものの、あの後 この記事を更新するか スゲー悩みました。
ただの野次馬で、被害に会われた方達に対し 失礼かなと思ったからです。
しかしこの一件で、俺には縁がないと思っていた 「火災」を目の当たりにして
心の底から 「火災の恐怖」 を体感しました。自分の家の すぐソコまで火が来ました。
俺の読者さんの中にも、数名、過去に被害に遭った方がいます。
その方達に対しても 失礼のないように 真面目に 細かく書くつもりです。
野次馬根性や ただのブログネタにするつもりは 全くないのでご理解ください。
この記事は、火災が無縁だと思っている方に、
少しでも 火災の怖さを伝えられれば と判断し、記事にさせていただきます。
あんな惨事は、できるだけ起きないように願いたいので。━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━
明け方、俺の家の4軒先の家が火事で全焼しました。
俺の家→ 1
2
3
4
←火事の家
am4:30 (※時間はだいたいです。)
酒を飲みながら映画を観ていて、そろそろ寝ようとしてた時、
近所の他の家の犬達が 一斉に吠え始めた。キラ子(犬)も吠え始めた。
こんな現象は珍しいと思っていたが、うるさいので 俺はキラ子を叱っていた。
am4:33
外で 女性の大きな悲鳴みたいなのが聞こえた。しかし、俺はまだ事態を把握できなかった。
火災が こんなに近くでおきるなんて思ってなかったから。
週末なんで、近くにアパートがあるから、若者達の 飲み会か何かだと思っていた。
am4:35
また 女性の悲鳴が聞こえた。「誰かーー!!」と、助けを求める声が聞こえた。
そこで始めて、外では タダ事じゃない事が起きていると気付いた。
外に出ると、それなりに人がいて 上を見上げていた。
俺の家から4軒先の家の2階の窓から ドス黒い煙が出ていた。
中には火が見えていた。
叫び声は火事の家の人じゃなかったようだ。
でも、火事の家の○○さん家族は?
am4:38
消防車はまだ来ていない。
うちのお隣さんの 洗車用のホースを借りて、燃え広がっていくその家の消火活動を。
みんなで協力して止めようとした。
しかし、火が こんなにも早く燃え広がるなんて思っていなかった。
そのくらいの速さで瞬く間に。気が付けば 火はどんどん燃え広がっていた。
もう、俺達の手には おえなかった。
am4:43
消防車がまず 1台駆けつけた。
火の粉の雨が、あたりに降り注いでいた。
ここからは 自分の家を守らなきゃと思った。
最悪な事に、強風で 風向きが俺の家の方に吹いていたからだ。
まず、犬のキラ子と黒猫のランを カゴに入れて、じいちゃんに持たせて非難させた。
次に俺は、自分の家の外壁一面に 多少の防火になるので 水を撒いた。
am4:50
3軒先の家の玄関付近と、2軒先の壁の一部が飛び火で引火して、燃えてしまった。
2軒先の家のおばちゃんは、家に戻ろうと 泣き叫んでいた。
みんなで必死に おばちゃんを抑えてた。
なんでこんな事になってしまったんだ・・・・。
でも、幸い この2つの家は、火種が小さかったから すぐに消えた。
ところで、火元の家の人はどこへ?
強風で 火の粉がひどく、あまりにも 火の手が早すぎる。
空は真っ赤に染まり、火の雨が降り注ぎ、まるで空襲みたいだった。
Tシャツでも大丈夫なくらい 暑かった。
ここで、最悪の事態も考えた。
何より もの凄い強風だったから、この地域全体に 燃え広がる可能性があると。
俺の家まで あと2軒の所まで被害が来てる。
そして、消防士から 付近の住民に対し、避難命令が発令された。
am4:54
家にある貴重品を持って、少し離れた所まで非難。
じいちゃんとキラ子達は すでに非難してる。
それにしても、こんな時間なのに 物凄い人の数だった。
ここまできたら、俺は祈る事しかできなかった。
あまりにも 突然の恐怖で、女性や子供で泣いている人も 数名いた。
俺の車は、1個隣の家の駐車場を借りて停めてある。
でも、消防車の渋滞で 動かせなくなり、被害を受ける可能性は十分にあったが
あの時は そんな事はどうでもよかった。
何よりも、犠牲者がいない事を祈るしかなかった。足が震えてた。
消防車は 計5台来てた。
30分前までは、酒を飲みながら映画を観てて全く平和だったのに、一瞬で地獄を見た。
ここで消防の人が、見ている俺達にに叫んだ。
「誰か!火事の家の○○さんの ご家族を見ましたかっ!?」
俺達は顔が青ざめた。
am4:58
近所一帯が 停電になった。
近所中が 家の電気を付けてて明るかったが、急に あたりが暗くなった気がした。
激しい業火と 消防車から照らす光のみとなった。
今朝の記事をケータイから更新したのはこの時。
am5:05
今だ 火元の家は消化できず。
その家の中で小さな爆発音もしてる。
しかし、不幸中の幸い。
○○さんのご家族は、他の人ごみに紛れて 無事だった事が確認。
この時、無事な事を知って、俺は自然と涙が出た。止まらなかった。
周りの人達も みんな「よかっねぇ~」と言いながら 泣いてた。
ほんと 無事でよかった。
人の命以上に 大事な物なんて 絶対にない。
am5:15
火の勢いが 弱くなってきた。
降っていた 火の雨が止んだ。
俺の家は 無傷で済んだ。
でも、車が心配だ。明るくなってから見る事にした。
am5:25
停電してた 電気が復旧。
まだ 煙は上っていたが、炎はなくなった。
空も薄っすら明るくなってきた。
心なしか、地域住民に 団結力が芽生えた気がした。
○○さんや、壁が燃えてしまった家の方の闘いは まだ続くわけだから、
俺達が率先して協力してあげようと話し合った。
みんな それぞれの家路についた。
そして結局、寝たのが6時半過ぎ。仕事で起きたのは9時。
完全に 寝不足だ。もともと夜更かししてたけどね。
am9:40
この騒動が 1時間の中に凝縮されていた。
おそらく出火から全焼するまで、わずか20分たらず。
「恐怖」以外の言葉が見つからなかった。
俺は、この火の恐ろしさを一生忘れる事はないだろう。
○○さんご家族は 無事で何よりだったけど、
一瞬の出来事で、今までの物が あっという間に燃えてなくなってしまった。
長い一生の中で、このわずか20分の出来事で 人生が大きく変わってしまった。
原因はまだ分からない。
というか、起きてすぐ出勤だったから 俺は分からない。
そして、俺の車は 火の雨により ボンネットやガラスに汚れと傷が付いた。
でも、これだけでも良かったと思える。
物の破損の前に、人の命の尊さがよく分かったからだ。
車の傷は修理すりゃいい。被災者の方の 心の傷のほうが大変だ。
被災者の方には失礼かと迷いましたが、
みなさんに 火事の恐ろしさが伝わり、少しでも火に対して注意していただけたらと思いました。
この記事を読んだのを機に、改めて「火の用心」を心がけてください。
長々とありがとうございました。
PS. 話は変わって、今日は仕事忙しいです。この更新で精一杯!