すっかりご無沙汰していました、てんこです。
先日、京都へ行ってきました。
なぜか相国寺に行って
伊藤若冲の絵に会いたい、という想いが大きく
この感情は何だろう？と思いながらも
新幹線の予約を入れていました。
今のように若冲がブームになる以前、
このお寺で彼の絵に偶然出会って衝撃を受けました。
それまでは日本画を見ても、全く感動が無かった女が
若冲の鶏や植物の絵を見た時、
彼の感性と、描かれているものの「生」が感じられて
絵に釘付けになりました。
当時はお客さんもほぼいなかったので、ずーっと見ていましたね。
若冲の絵に再会してはっきり感じたのは、
この時代にまん延する「常識」って何？
定石って打ち破っていい時代だよね、むしろ。
そんな気持ちを後押しして欲しかったんだ、私。
と言うことでした。
人の言葉には当然、その人の想いが乗る。
でも、言葉を持たないものと向き合って湧き上がるものは
自分の中にあるもの。
内観が必要だったのです。
テレビでも（ほとんど見ないけど）、ネットでも
言葉が溢れる時代だからこそ、
今の私にはこの絵だったんだ、と知りました。
さらに、このお寺で購入した本に
なぜ私が若冲なのか、という答えがどどーんと書かれていました。
おそらく、私のまわりにいる人は若冲が好きな人が多いと思うわ。
長くなるので、この本についてはまた。
