楽しかったね。




どうやら前回のFCイベントから約一年が経過していた模様。

時の流れとはなんと疾風(はや)いことか。


前回の記憶を思い起こそうとしたけど、あいにくWBC準決勝とカブっていたおかげで異様に仕上がっていたパトリック・サンドバルとか佐々木朗希の絶望被弾とかランディ・アロサレーナのホームランキャッチとか吉田正尚の起死回生同点スリーランとか源田壮亮の1mm&魂のスリーバントとか大谷翔平反撃のツーベースヒット&ヘルメット放り投げ疾走&反撃の咆哮とか村上宗隆復活のサヨナラヒット&周東佑京の時速33.4kmベースランニングとかなんかホームベース付近まで飛び出している牧秀悟とか、マジで野球のことしか思い出せねぇ。


ていうか、一年前の試合のことをこんな鮮明に覚えているってすごいね。


改めて、決勝戦のVSアメリカも含めて野球史に残る大会だったと思う。



冒頭から脱線しまくっている件について弁明をさせてもらうと、

今回のイベントはなんかやけに子どもの頃を思い出す機会が多かったので、

曲がりなりにも野球少年だった過去の自分に寄り添ってみたつもりです。


…っていうのは言い訳で、マジで前回のイベントはほとんどWBCのインパクトで潰されちゃったんだけどね。


(ちなみに大阪の日は夏織オタクたち&弟とハマスタに行ってました)


では、そろそろちゃんとした感想。




まずは恒例のMC井尻晏菜さんが登場。


程々にオタクを煽って声帯を温め、いざ夏織ちゃんを呼び込む。


ブルーを基調にしたチェックの服(アレなんていうんや)、脇腹に穴が開いてて大変よろしかったね。




まずは夏織ちゃんの大好きなクイズ──なのだけど、

昼の部でやった「なぞなぞ」、自分でもビックリするくらいわからなかった。


周りのオタクたちが「ぷぷぷ、夏織ちゃんまだわからないんだ…可愛いねぇ…」みたいな笑顔で見守っていたものだから、「うわっ…俺の知能指数…低すぎ…?」って、割とガチで焦ったよね。


夜の部では「ひっかけクイズ」。


途中で夏織ちゃんが「これ性格悪い人が作ったんだね」って呟いた。


いや、なかなかのお嬢様育ち&10代からこの世界でやっているのに素直な子に育った夏織ちゃんがいい子すぎるだけだと思うのですがそれは。


かなしいことに、ひっかけクイズは全部わかりました。



あと、3択クイズで夏織ちゃんの素性に迫れたのも良かったね(今更感)。


楽屋で知らない人と一緒になった時のトーク、推しの陰キャムーヴが聞けてキモい笑顔が止まらなかった。


あと、だからこそ…とも言うべきか、

先日のCarry up!?イベントでのwith瀬戸麻沙美さんとか、今回のwith井尻晏菜さんとか、

信頼できる人といる時の夏織ちゃんって(もちろんいい意味で)あまり仕事している感なくて最高だよね。




クイズのあとは、リクエスト曲&夏織ちゃんが歌いたい曲を勝手に(?)歌うコーナー。


昼の部は川嶋あいの「旅立ちの日に…」とCrosSingでもカバーした「ホントのじぶん」。

夜の部はKiroroの「Best Friend」と昨年ヒットした“おにまい”EDテーマ「ひめごと*クライシスターズ -みはりver.」。


大阪では「TSU・BA・SA」も披露したとの噂を耳にしており、なんというか、古今東西あらゆる石原夏織ファンの幅広いニーズに応えられる選曲だったんじゃないかしら。



まずは「旅立ちの日に…」。


この曲、何故か小学校の時運動会のテーマ曲で、毎年これを聴くたび「あー、50m走やりたくねぇ…」ってモヤモヤしていた思い出。


僕は某番組でよくやる運動神経悪い芸人よりはまともくらいの、カッコよくもないくせに面白くもない運動音痴キッズだったので、なんかこの曲を聴くと当時の劣等感を思い出す。


我ながらよく高校生まで野球を続けていたものだ。


個人的には向いていないことに時間を割くのは勿体ないことだと思っているけど、社会に出ると苦手なことに向き合う能力も大事だと感じる機会も多々あって、

まぁ野球部やっていて良かったんじゃないかなって思う。



お次は「ホントのじぶん」。


確か「しゅごキャラ!」のEDテーマ。


これも幼少期のコンプレックスみたいなもので、運動神経の悪さに限らず絵を描くのが好きだったり競い合いが苦手だったり、何かと“男らしさ”みたいなものがあまりない子どもだったので、

せめてもの“俺だって男の子なんだ”アピールじゃないけど、女の子っぽいと感じるものには触れないようにしてきた節がある。


例えば親から習い事でピアノを勧められても“男がピアノを弾くなんて女々しい”みたいな偏見で拒否したし(マジで勿体ないことをしたと思う)、

「ミルモでポン!」を見ていたけどその話題を学校では一度も出さなかった(気がする)。

あと、女の子とあまり話さなかったり。これは異性に興味がなかったのか、女子との接し方がわからなかっただけかもしれない。まぁ何でも良いけど。


そんな訳で「ホントのじぶん」にはCrosSingで初めて触れて「ほえーこんな曲あるんや」くらいの印象だったけど、なんかやけにコール仕上がっているオタクがちらほらいて面白かったね。



夜の部1曲目は「Best Friend」。


Kiroroは幼少期からずっと聞いていて、確か幼稚園の終わりごろ、旅行から帰ってきた幼馴染の女の子に対してKiroroの歌詞を引用して「久しぶりに会えて嬉しい」みたいな感情を伝えたことをうっすら覚えている。


ガキのくせに芸術への理解が深すぎる。マジでピアノやっておくべきだった。


歌い出しの『もう』、寂しげなトーンがめっちゃ本家だったね。



そして、「ひめごと*クライシスターズ -みはりver.」


間奏の台詞もみはりソロ用にしっかり調整。1Aの歌い出しに合わせたタイミングもバッチリ。

この辺はさすが役者さんだなぁって思いました(小並感)。


余計なお世話なのは百も承知だとして、やっぱり石原夏織の代表作って言われると「あの夏で待ってる」とか「輪廻のラグランジェ」とか、どうしても夏織ちゃんが学生の頃に放送されていた作品のイメージが強くて、

石原夏織本人に対しても先の時代の負けヒロインみたいな印象を抱いている人も多いんじゃないかっていうモヤモヤを常日頃感じていて(取り消せよ…!!! 今の言葉…!!!)、

それゆえに、「お兄ちゃんはおしまい!」によってこの令和でも“アニメオタク”に広く愛される代表作ができたことは非常に嬉しかった。


ONIMAI SISTERS、今年のアニサマに出て欲しいなぁ。


※余談ですが「あの夏で待ってる」と「輪廻のラグランジェ」は未視聴です。そのうち見ます。




FCイベントならではのファンとの団結企画も搭載。


特に面白かったのが「借り物しりとり」。「ヤスリ」とか「(浜崎あゆみの)リストバンド」とか「りんご(30%off)」とか、オタクって色んなもの持ってるんだなぁって感心した。


ファンの力が強すぎて夏織ちゃんが考える時間が全然なかったので、今後はオタクからの提案は適当な時間経過後とかの縛りを設けるとより良いかもね。




最後はミニライブ(と記念撮影)。


やっぱり最新デジタルシングルの「Gift」と、3rdアルバムから「Harmonia」が印象的だった。



「Gift」は夏織ちゃんの優しい歌声と、その後ろで鳴る壮大な楽器のコントラストが一番の魅力…なんだけど、

だからこそラスサビのボーカルソロがより一層際立つね。


というか、他の曲にも言えるけど柳舘周平は抑揚のイン⇆アウトが上手すぎる。


Aメロ→Bメロ→サビの少しずつ盛り上がっていくように増えていく音の数から、2サビ以降に繰り返される“静”と“動”の連続から、

曲の転換点はいくつもあるのにちゃんと「Gift」という1曲のイメージを維持できるから恐ろしい。


個人的に色んな楽器が鳴っているのは本来好きじゃないんだけど、各パートの役割というか、ちゃんとそれぞれが意味を成して一つの楽曲を成立させているのがすげぇなーって(粉みかん)。


「Harmonia」はこの日2回聴いただけなのでまだあまり語れないけど、サビ2段構えみたいな不思議な構成だった。おもしれー。

あと、アウトロのギターソロとボーカルでユニゾンしていた気がする。小倉唯ちゃんの「Dramatic!」もそうだったけど、俊龍の最近のトレンドなのかしら。


とりあえず、新アルバム「Calm Scene」がより一層楽しみになる先行披露だったってことで。




そんな訳で、vol.02の内容が全然思い出せないことが悔やまれるほどに楽しいFCイベントでした。


今年はツアーもあるので、もしかしたらvol.04は少し先になるかなぁ。


まぁ、ツアーも神奈川&東京に参戦するので気長に待ちましょう。




ではまた。