『がんとともに、自分らしく生きる

  希望をもって、がんと向き合う「HBM」のすすめ』 高野利実

きずな出版 2016年4月1日 1600円+税

 

(p.1)

『この本は、「がん」という病気が持つ「イメージ」に惑わされることなく、

 

その病気と、「自分らしく」向き合っていただくために、腫瘍内科医が書いた本です。』

 

 

読んでいて付箋を沢山つけました。

 

現役の医師。乳がん、消化器がん、泌尿器がん、肺がんなど悪性腫瘍一般の

 

薬物療法と緩和ケアに取り組んでいる。

 

良心的な医師、信頼できる医師、第1冊目の著書。

 

派手な所はないが、納得でき教えられる部分が極めて多い本です。良書!

 

(p.109)

『家族やまわりの人々とのつながり、日々の生活の中でのささやかな出来事、そして、

 

いま生きているということ、そういうなかに、一人ひとりが希望を見出すことができる

 

のではないでしょうか。』

 

希望は他人から示されるものではなく、自分が持とうとするものなのだ。

 

 

目次から

『はじめに  がんになっても、幸せをめざす

 

第1章 がんとともに生きるということ

 

     抗がん剤の効果と副作用のバランス

 

     治療にかける想い

 

第2章 私が腫瘍内科医になったわけ

    

     患者さんとともに歩む

 

第3章 HBM 人間の人間による人間のための医療

 

      がんになっても人生が終わるわけじゃない

 

第4章 「がん難民」にならない考え方

 

      荒波の中にあっても溺れているわけではない 

 

第7章 近藤誠さんの主張を考える

 

      がんとうまく長くつきあうために 

 

おわりに  人間本来の可能性を信じて 』