引き寄せの法則・誤訳・p.231・引き寄せるものを選びつつ、軌道修正する

 

①題名

A selective Sifter as a selective Attracter

*「軌道修正」とは原文に無い

軌道修正:change tracks

shifter:ふるい

shift:ふるい湧ける、より分ける

 

強い意志があれば

~ dominant intent

→主要な意志・最も有力な意志

 

~あなたは選択的に人士の軌道修正をすることができる

~ you will become a more selective sifter.

 

*「軌道修正」とは原文に無い

→選択的なふり分け

 

選択的に経験を引き寄せることができる

You will become a more selective attractor.

*「経験を引き寄せる」とは原文に無い

 

今日も「快適に」過ごすぞ

Well-Being

*「快適に」とは原文に無い

*訳者はfeeling goodもwell-beingも何故「快適」と訳すのかわからない

快適な:comfortable

 

Well-Being:幸福、福利、健康

 

*ここはとても重要な箇所で

一日の始まりをWell-Beingで過ごすぞという

dominant intent:主要な・優先的な・最も有力な意志で過ごす

という事が大切であるという項である。

「快適に」過ごすぞ、なんてことは書いていない。

 

「許容し可能にする者」

→Allower

 

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バレンタインという事で

 

忘れられない

バレンタインがあります

 

中学三年生の時

受験が終わって

2月14日も過ぎた時に

女の子から電話があったのです

 

 

突然ですが話が変わりますが

埼玉の人っていうのは

つまんないんですよ。

笑いがわかっていない。

基本的につっこみがいないんです。

ツッコまないの。

だから笑いが成立していないんですよ。

つまんないボケを言うやつが

なんかクラスに一人二人いて

それにみんなちょっと笑うだけで

ドカンといった爆笑とか

無いんですよ。

超つまらない。

もう、ホント昔から思っていたことで

なんでツッコまないのか

本当に理解できない。

笑いが流れちゃって流れちゃって。

 

私の父は関西人で

母は北海道人です。

北海道は関西から多くの文化が

入っていますからね。

「これいくら?」

を関西も北海道も

「これなんぼ?」って聞きますよね。

だから北海道の人も結構

笑いに厳しい。

 

あ、この話

バレンタインに続きます。

 

もうとにかく私はダウンタウン世代ですから

小学校の時から夢で逢えたらを見ていて

中学生でも帰宅部でお笑いばかり見ていたんです。

 

基本的に私は

ボケたいんですよ。(どうでもいい)

ボケまくりたいんです。(更にどうでもいい)

でも埼玉でそれをすると

誰もツッコまないから

変な奴で流れちゃうんですよ。

誰かツッコんで成立する笑いは

埼玉に存在しないんですね。

ハライチもそうでしょ?
ツッコみはないですよね。

ちなみにハライチは原市で

上尾市ですね。

大宮の北。

岩井君の台本で澤部君が

ボケまくるという内容。

最終的に自分で自分にツッコむ。

そうなんですよ、

きちんとしたツッコみ文化が無い。

 

あ、これバレンタインに続く話です。

 

だから学生同士の話が

つまんねーつまんねー。

と、私は思っていたのです。

で、私は一人でボケると浮いてしまうので、

結局ツッコみ役に回ってしまうんです。

何でかというと、

もう耐えられないんですよ、

つまんないボケが。

クラスに必ず一人はいるじゃないですか、

本当につまんないボケばかりするやつ。

上っ面のボケばっかりするから

しらけちゃう。

もう、それが耐えられなくて

ツッコんでやるんですよ。

そうすると笑いが生まれる。

私がツッコんでるから

クラスに笑いが生まれて

その気持ち悪い空気がなくなるのに

そのつまんねえボケを言うつまんねえ奴が

人気者になっちゃうんですよ。

面白くないのに、

そいつのボケが面白いと勘違いしちゃう、

埼玉の人は。

何にもわかってない。

 

あ、この話、バレンタインに、今、移行します。

 

そんなこんなで、

中学生の時は、

そのつまんねえボケをする奴が

大嫌いだったのですが

ツッコんでやらないと気持ち悪い空気になるから

ツッコんでやってクラスを和ませるという

帰宅部の私だったんですよ。

その時、中2です。

 

その中2のクラスに

転校生がやってきたんです。

そう、

冒頭に私に電話をくれた女の子です。

 

可愛い人で。

可愛いというより美人でしたね。

 

転校してきてもあまりその子は

クラスに馴染めず、

マイナー組の変な女子グループに

何もわからず所属している感じでした。

 

メジャーグループの女子グループとは

うーん、

思い出してもあんまり話してなかった

気がします。

女の嫉妬ですね。

可愛いから。

 

その転校生の子が

ある時、

教室でつまづいて

誰かの机を

がーっと押してしまったそうなんです。

 

 

あ、

ちょっとタイムトラベルしてみましょうか。

時は93年、

2月の合格発表が終わって少し経った頃です。

一本の電話が入ったところからです。

 

 

中三松本:「あ、もしもし。

        あ、うん、

        あ、うん、わかった。

        30分後?わかった。

        じゃあ。」

 

慌てていますね。

完全に慌てています。

女の子から電話あったもんだから。

しかも、

渡したいものがあるからなんて電話。

ほら、浮足だっちゃって。

おい、

落ち着けよ。

おろおろしてる。

あ、なんか変な服着てる。

やめろよ、それは。

だっさい私服しか持ってないんだよな、

こんときから。

ちょっと、それはださいから、、、

あ、急いでる。

鏡見てる。

髪とかしてる。

この時髪の毛多い。

うらやましい。

 

気持ち落ち着けてますね、中三少年。

チャリンコのカギ持った。

急いでる。

ぶつかった。

部屋の壁に肩ぶつけた。

 

ばあちゃん:「どこさいくんだ?(北海道弁)」

中三少年「あ、ん、ちょっと、スーパー」

 

そう、スーパーの前で待ち合わせ。

可愛いなあ。

待ち合わせ場所がスーパーの前って。

ま、いっか。

松本少年チャリンコにまたがった。

速い。

めちゃめちゃ速い。

ダッシュですねこれは。

 

すぐ着いた。

2分。

あんまり慌てて来た感を出さないように

なんか少しかっこつけてる。

ダサっ。

乱れた前髪直してる。

やはり変な服。

 

おお、無事にスーパー到着。

もう女の子来てる。

 

かわいいな、やっぱり。

あ、

なんか話してる。

照れてる。

少年。

完全に中三少年照れてる。

頭掻いてる。

わかりやすい。

 

何?

女の子:「私、去年転校してきたでしょ?」

少年:「うん。」

女の子:「あの時クラス一緒だったじゃない?」

少年:「うん。」

 

女の子:「あのね。転校してきたばっかりの時

     私友達いなくて、なんかいつも一人で。」

少年:「うん」

女の子:「私ね、昼休みに教室でつまづいて

     隣の席の女の子の机に

     思いっきりぶつかっちゃったの。」

少年:「あ、そうなんだ。」

女の子:「そう。その時、

     クラスのみんなに白い目で見られて。

     あの子にも睨まれたんだ。」

少年:「そうだったの?」

女の子:「そう。でもね、その時、

     松本君が『見たぞ~』ってツッコんでくれて

     それでみんな笑ってくれて、

     本当に助けてもらったの。」

少年:「え?俺が?まじで?」

女の子:「そう。本当に助かったの。

     みんなの白い眼がなくなったの。

     あの時からクラスに馴染んできたの。

     だから、ずっとお礼を言いたくて。」

少年:「そんな、お礼なんて。

    俺はただ、無意識にツッコんだだけだよ」

女の子:「ううん、本当にありがとう。」

 

 

なんかもらった。

チョコだ。

お、

手作りだ。

すげえ。

 

あれ?

もう帰るの?

何で?
 

そこの公園でちょっと

話でもすりゃあいいじゃん。

おい、

松本少年、

勇気を出せ。

もうちょっと話をしろ。

何?
帰るの?

うそだろー、

そりゃないよー。

マジかー。

あ~あ、信号渡って

帰ってきちゃった。

 

顔照れてる。

なんだよ、何やってんだよ。

高校行ったらもう会えないよ?
 

あー、帰りのチャリンコはゆっくり。

余韻を味わってる。

きもい。

 

 

 

はい、2023年2月14日火曜日

戻ってきました。

そんなこんなで、

もうあれから30年ですよ。

その子とはそれが最後の会話でしたね。

どこで何をしているのかも

わからず。

 

恐らく松本少年は

女の子が転んで

気まずくなった雰囲気に耐えられなく

ツッコんでちょっと和ませたんでしょう。

 

 

長い。

長いよ。

話が長い。

 

 

バレンタイン。

そんな甘酸っぱいバレンタイン。

私の人生では

それが最後でした。

 

 

ちなみに

開業してからあるおばあちゃんがくれた

バレンタインチョコ。

大きなハートの真ん中に漢字で

「感謝」。

その人がくださった開業祝の蘭の名前

「セカンドラブ」。

 

 

バレンタイン。

バレンタインか。。。