以前野良猫の傷の手当てを書きました。

 

 

 

そこから間違いと

新たな治療法が見つかりましたので

更新いたします。

 

そもそも私と野良猫との出会いは

2020年の6月か7月でした。

コロナ1年目で仕事は全く無くなり

する事が無いので

庭仕事をしておりましたら

血だらけの白猫が現れました。

これはまずいという事で

手当を始めた訳です。

 

自分なりの考えで

傷口に殺菌作用のある

粉カルシウムを付けたり

剥がれた皮を

切除したりとしていたのですが

2021年2月に再び大怪我を負いました。

近所にチンピラ猫がいまして

そいつに噛みつかれたのです。

3月にどんどん弱ってきたので

これはまずいという事で

獣医に相談しました。

 

野良猫を獣医に連れていくのは

難しいので状況を電話してから

薬を貰いに行くことにしました。

処方されたものは

抗生物質(内服薬)と

軟膏ゲンタマイシン(抗生物質)と

ノミの駆除のスポットです。

 

内服薬は一日二回。

軟膏は一日に数度

傷の周りに塗るとの事でした。

野良猫はノミがいるので

傷口を掻いてしまうので

ノミ取りのスポットを貰いました。

 

この武器で随分と頑張ったのです。

 

傷口に関しては

真っ黒い厚いかさぶたができます。

その下には

臭いのきつい膿が溜まっています。

獣医はそのかさぶたは

全部取って良いとの事です。

とにかく傷の「周り」に軟膏を塗れと。

 

それを守って西洋医学の治療を開始すると、

みるみるうちに良くなっていきました。

まず、膿が消えました。

抗生物質の凄さを実感しました。

そのまま傷口も順調に良くなっていき

2021年9月には

もうすぐ完治という所まで来ました。

 

しかし、ここまで来るのにも

何度も難関があったのです。

とにかく喧嘩をしてくるのです。

その為に、良くなっては傷を負い

良くなっては傷を負いの繰り返しの末

ようやく2021年9月頃

あと少しで完治まできたのです。

 

しかし、

ここで再びまた喧嘩をしてきました。

かなり深い傷を、

できたばかりの皮膚の上に

がっつりやられてきます。

要するに毛が無いので、

猫の爪でスパッとキレてしまうのです。

皮膚も柔らかいので

ざっくりと開いてしまいます。

 

辛いのはその猫ちゃんですが

私も落胆しました。

それでも

「また一から頑張るか」と彼を励まし、

治療に専念してきたのです。

 

そして2022年5月には

あともう少しまで

再びやってきました。

もうすぐ良くなると思っていたら

6月が酷暑だったのです。

挙句の果てにこの頃は

一日に1度しか現れなかったり

一度も顔を見せない時もあり、

内服薬及び軟膏を塗れないでいました。

この暑さと薬を与えられないダブルパンチで

傷が広がっていってしまったのです。

そして更に再び

またがっつりと喧嘩をしてきました。

 

もう勘弁してくれよと思ったのですが

傷口の大きさが

2021年の6月位まで戻ってしまいました。

しかも熱が出てきているようでした。

 

実は何度も何度もこの治療法では

だめだと家族に言って

ハイドロシートを使うべきだと

主張したのですが

ずっと却下されてきたのです。

しかし、この状況で

もう私の独断です。

何を言われても良いと思い、

ハイドロシートを使うことにしました。

 

ハイドロシートとは

傷口に貼る絆創膏で

傷を早く治すように出来ています。

しかし難点がいくつもあります。

まずは痛がっている野良猫に

そう易々と貼れる訳が無いという事です。

 

初めの頃軟膏を塗るだけでも

本当に大変でした。

綿棒の先に軟膏を付けて

ご飯を食べている時にごまかしながら

塗っていたのですが、

傷口が小さくなると痛みも減り

指で塗れるのですが

痛い時には

「シャーッ」の報復を受けるわけです。

 

このめちゃくちゃ傷が広がり

痛さマックスの時に

ハイドロシートを果たして

貼る事なんてできるのか。

家族の猛反対を押し切り

私は断行です。

 

勿論彼は痛がりますからね

「シャーッ」を何度も受けましたし

四苦八苦です。

しかし、なんとかシートを加工して

貼りやすいように切り

工夫しました。

野良ですから、外に行くわけで

すぐ剥がれるのです。

それでも我が家で休んでいる時には

数時間貼りっぱなしにもできました。

 

そして軟膏についてです。

獣医は傷口の「周り」に塗れと

言っていたのですが

私は初めからこれに

疑問を持っていたのです。

何で傷全体に塗らないのか?

意味がわかりませんでしたが

言われるままそうしていました。

 

傷が小さい頃はそれでも

周りから良くなっていくのですが、

みなさん考えてみてください。

自分の身体に大きな傷があって

その傷の周りだけに軟膏を塗って

傷自体を何かで覆わないでいること

できますでしょうか?

絶対痛いです。

ヒリヒリするだろうし。

家猫なら100歩譲ってまあ良いですが、

相手は野良ですよ。

絶対バイ菌入るじゃないですか。

喧嘩すれば泥まみれになりますし。

 

だからはっきり言って

傷の周りだけ塗れば良いなんてことは

間違いです。

どんな事をしても

傷口は守るという事をしなければ

いけません。

再び喧嘩をしてくるのです。

その時に傷にがっつり相手の爪が

当たるよりも

何かで覆っていた方が

毛皮の代わりになります。

シートで覆っていれば最高ですが

シートは猫自体が嫌がるので

自分がすぐに剥がしてしまったり

動ているうちに取れてしまいます。

その時にばい菌が入ってしまうので、

相手の爪の防御にはなりませんが、

バイ菌を防ぐという点で

軟膏は傷口全体に塗るべきです。

 

ここでいろいろと

ネットで調べてみました。

すると、

獣医さんの中には

ハイドロシートを勧めている先生も

いらっしゃいました。

そして軟膏も

全体に塗った方が良いと。

 

これで私は確信を持って

この治療法で向かいました。

2022年8月13日にハイドロシートを

使用してもうすぐ2か月経ちます。

その間に喧嘩も2回ありました。

軟膏を全体に塗ってしまうと

シートがズレやすくなり

剥がれやすくなるので

傷口が汚れている時は

軟膏メインでその上にシート。

傷口が綺麗になってきたら

シートをメインにするという

方法を取った結果

一気に良くなってきました。

 

よしよしよしよし、

その調子その調子。

 

何とか彼を応援しているのです。

オスですからね。

闘いがある訳ですよ。

それでも何とか生き抜いています。

 

痛いのは彼ですし

彼は一度も

シートを貼ってくれとか

抗生物質をくれだとか

言ったことなどある訳ありません。

勝手にこちらがしている訳です。

今ではNo「シャーッ」で

痛みも軽減してきたせいか

甘えてくるようになりました。

 

そんな間柄で

縁あって出会った友ですから

何とか良くなってもらいたいものです。

 

この先も、継続して治療を続けていきます。

またいつか

治療レポートを書きます。

 

野良猫や動物の傷に

困っている人の

役に立てましたら嬉しいです。

 

「まとめ」

・傷口にはハイドロシートを使用する。

・傷口全体に軟膏を塗る。

・傷口が汚れている場合は

 抗生物質軟膏をメインにする。

 シートは軟膏でズレ易くなるがそれで良し。

・ハイドロシートは傷口に合わせて

 大きさを加工する。

 

 

補足

「最新の一般的な傷の治し方」

 

今までは消毒殺菌して乾燥させる事が

常識でしたがこれは間違いだと

言われています。

傷を治す細胞まで殺してしまうそうです。

また、かさぶたは表面細胞の死亡組織ですが

傷口のカバーにはなりますが

ばい菌は通してしまいます。

それなので

かだぶたの下に膿が溜まるのです。

 

最新の一般的な傷の治し方は

とにかく消毒はせずに

綺麗に洗って乾燥させない事だそうです。

ハイドロシートを使い自然治癒で治す。

抗生物質軟膏で覆うのも一つの手です。

軟膏が傷口を覆うので

ばい菌の侵入を防ぎます。

その下に皮膚組織が

できあがってくるそうです。

 

 

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