リクエストありがとうございます!


多分2話、知らんけど






ほの 「ちょっとー!出発明日やでー!」

       「準備してへんやろ!」


ひかる 「へへっ」

         「ほのちゃんとやろうと思ってとってるんだよね〜」


ほの 「ダメダメ」

       「ほのもやることあるんやから自分で用意してな」


ひかる 「なんで!やろうよ一緒に!」

          「ほのちゃんが決めた服着ていくんだから!」



ダメだ。

全然動かない。



1週間前からずっと言ってきた


前日はバタバタするからそれまでに終わらせとこうねって



でもひいちゃんには難題すぎたらしい


頭の中に「焦り」という言葉は存在せず、ほのが横でゴソゴソと準備をしているにも関わらず、本人はのほほんとテレビを見ている



ほの 「あー、もうわかったから

       「一緒やるから持ってくやつ集めてきて」


ひかる 「はーい!」



こうするしか手段はない。



ほの 「お洋服はこれとこれと入れとくからね」

       「ここは洗面用具、ここは充電器、日傘はここやからね」


ひかる 「うんっ!」


ほの 「自分で準備せんとどこに何入れたかわからんくならん?」

       「ほの同部屋やないからな?ほんまに大丈夫?」 


ひかる 「なんかあったらほのちゃんの部屋行くから!」

          「で!一緒寝る!」


ほの 「ダメダメ」

       「今回ゆいぽんさんやから」


ひかる 「えぇ〜いいやん


ほの 「我慢よひいちゃん」

       

ひかる 「がまん...」


ほの 「そ、我慢」

       「どうせはしゃぐやろ天ちゃんと」


ひかる 「うん!」

          「夜お菓子食べる約束した!」


ほの 「はよ寝てな?」

       「前2人で寝坊したやろ」


ひかる 「起こしてほのちゃん」


ほの 「部屋まで?行くん?」


ひかる 「で、ちゅーして」


ほの 「さすがに天ちゃんおるから無理やで」


ひかる 「むぅ」



こんな顔されたら溜まったもんじゃないので、起こしには行くことに決めました。



ひかる 「でも飛行機は隣やけん!」

         

ほの 「よかったなぁ」


ひかる 「うん!明日楽しみ!」


ほの 「なら早く寝ような〜」


ひかる 「ほのちゃんトントンして」


ほの 「はい。わかりました。」









ひかる 「ねー見て!!」

          「飛行機いっぱいだー!!」



空港についてそうそう幼稚園児みたいな感想を漏らすひいちゃん


国際線に乗るのは初めてらしく超浮かれている




ほの 「絶対迷子ならんでよ」

       「飛行機乗り遅れたらもう行けんからな」


ひかる 「てーつないで!」


ほの 「荷物あるから無理やで」


ひかる 「なんで!」


ほの 「ひいちゃんも荷物ちゃんとゴロゴロしんと引かれるで〜」


ひかる 「それはいや!」

          「ちゃんとする!」 



さすがにこの言い口は無理と思ったけど、

ひいちゃんがド天然で助かりました。







ひかる 「これほんとに飛ぶと?」


ほの 「飛ぶやろ笑」

       「福岡行く時も乗ってるやん。変わらんよそれと」


ひかる 「えぇ、わからん」

          「なんか怖い」

          


訳も分からず何かに怯えるひいちゃんが可愛くてちょっと面白かった





でも飛んだらそんなの関係なくて、



ひかる 「ねー!ひかるの席テレビついとる!」

          「当たり席ー!」


ほの 「ひいちゃんよく見てみ」

       「みんなの席にもついてるで」


ひかる 「あれ、ほんとやね」

          「当たり席じゃなかった」


ほの 「ふふっ」

       「なんか見る?」


ひかる 「見たいけど使い方わからんけん寝る


ほの 「押すだけよ?笑」

       「やろっか?」


ひかる 「やって〜」



超家モードになってるけど、とりあえずそれが可愛い


これはもう国全体で守っていかないといけないと思うんだけどほのだけかな



ひかる 「おー見れた!」

         「ほのちゃんありがと!」


ほの 「いいで〜」








ひかる 「ほのちゃんどうしよう」

          「耳がふわふわする」


ほの 「耳抜きした?」


ひかる 「なに?それ」


ほの 「知らん?」

       「やったことないん?」


ひかる 「なーい、なんかぼわーんってなってるよ


ほの 「こっち向いて」



福岡行った時大丈夫やったんかなと心配になるレベル


まぁほのがどうこう言っても仕方がないので、ひいちゃんの鼻をちょっとだけつまみ耳抜きを促してみる



ほの 「このままふんっ!てしてみて」


ひかる 「…ふんっ!」


ほの 「どう?」


ひかる 「なおった!」


ほの 「よかったよかった」










ひかる 「ほのちゃん」


ほの 「どうした?」


ひかる 「眠たくなってきた」

          「これ止めて」


ほの 「映画止める?」


ひかる 「うん」


ほの 「止めたよ」

       「コンタクト外さんでいい?」


ひかる 「あっ!外す!」


ほの 「はい、メガネ」


ひかる 「んへへ、ありがと」


ほの 「はーいおやすみ」




こんな感じで機内ではちょっとだけ手がかかって大変だったけど、家と比べたらもうそんな全然平気レベル





ひかる 「ついた!ついた!」

          「やったー!」



到着時のこの笑顔見せられたらもうどうでもよくなりました