歴史の楽しさに気づく
自分の教養のなさに涙...
ワーホリに行って、自分自身に全く教養がないということを改めて思い知らされた。小学校から大学終了までの約16年間、可も不可もなくわりと中の中の上（笑）ぐらいに勉強していたつもりだったけれど、世間は甘くなかった...
外国の友達から広島の原爆についてや太平洋戦争について聞かれたんだけど、学生時代の記憶は遠く彼方に消え去り、「Ummm...
...」濁した回答しかできなかった。広島出身で幼少時代からそれなりに戦争について触れてきたから、その類の話は答えれるだろうと自負していたのにいざ話しかけられると、てんてこ舞いや・・・
せっかく日本に興味を持って話しかけてくれたのに！！！
自国について知らないことばっかりで後悔と羞恥心が残った、今となっては、苦いけど自分を振り返れる良い思い出になりました...
唯一楽しかった「地理」の授業
思えば学生時代、先生が教科書を読んで黒板に書いているのをただひたすらノートに写し、あとはボケーとするか寝るかだった。自慢じゃないけど自分でもびっくりするぐらいよく寝る子でして
。授業中の眠気ってなんであんなに抗えないんだろうね・・・まあ今でも会議や講演会はコックリさんになっちゃってるんだから、一方的に聴くということが昔から苦手なんだと思う。
それでも試験前はそれなりに勉強していたから成績は悪くなかった、はず（笑）ほぼ一夜漬けで内容を理解することなくただ暗記していたから、試験が終わった後は物の数秒で詰め込んだ知識が消え去っていって、いまの教養のなさに繋がってしまった。
そんな勉強に対して受け身だった私だけど地理だけは違った。私のクラスを担当していた地理の先生は、若くて、なんだかオーラがあり、何よりも溢れ出る毒舌キャラとたまに見せるブラックジョークが個人的にツボで、男女問わず生徒に人気だったと思う。
先生の授業は、事柄の背景をジョークか本音かわからない例えで面白おかしく説明してくれるから、フッと鼻で笑いながらノートにまとめていた。背景を知ることで何でその事柄が起きるのかがわかり、学ぶたびに世界の出来事が一つ一つ繋がる感じがして、とてもワクワクしていたのを覚えてる。高校時代、もともと世界に興味があった私の好奇心をくすぐる唯一の授業だった。まあ、地理のセンター試験の結果は勉強したわりにあまりよろしくはなかったんだけどねっ
なんて奥が深いのっ！
歴史は先人の積み上げてきた物語
大学時代はもちろん社会人になってからも勉強をし直すなんて発想はさらさらなかったもんで、まあ教養の身についていない大人に成長してしまうよね。そんな私にもう一度学ぶことの大切さ・面白さを教えてくれたのが、
漫画「キングダム」、ポッドキャストの「コテンラジオ」
社会人になって、人気急上昇だったキングダムをなんとなく手にとって読んでみたら面白いったらありゃしない！もともと少年漫画の「友情」「努力」「勝利」みたいなゴテゴテの青春物語が大好物ですぐに涙腺崩壊するタイプだったから、キングダムも感動に感動を重ねハマっていった。山の民の楊端和の戦闘シーンなんてずっと鳥肌もんだったよ。
意外と歴史の漫画って面白いんだなーと薄々気づき始めたときにコテンラジオに出逢った。秦の始皇帝を題材としていて、サブタイトルは「映画”キングダム”を10倍楽しむ為の予備知識」。
うん、これは聞くしかない。ちょうどハウスキーピングの仕事をしていてAirpodsが手放せなかったから、この時間も有効活用しようとラジオを聞き始めた。歴史好き3人がただ語り合うのを聴くだけだけどこれがもう面白くて止まらない。掃除機かけながら1人でニヤニヤしてたから、多分側から見たら気持ち悪かったと思う（笑）
秦の始皇帝が産まれる前からの時代背景や流れについて説明してくれるから、キングダムの漫画をより一層楽しめる。話中で一番私の心に響いたのは「始皇帝がすごいだけで統一をしたんじゃなくて、始皇帝にずっとバトンを渡してきた先人たちがいる」深井さん（コテンラジオメンバー）のこの一言に痺れた。幾人もの人の犠牲の上で、”中華統一”という前代未聞の偉業を成し遂げる、その想いを先代から繋げていった最後の最後に始皇帝がゴールを決める。時代が動いた瞬間にトキメキが止まらなかった。
学ぶって楽しい 
それからは歴史を積極的に学ぶことが増えた。1つを知るとまた1つ知りたくなる。高校時代に地理の授業でワクワクしていた自分を久しぶりに呼び起こした。歴史を学ぶと不思議なことに、他にも様々なジャンルに興味が出てくる。これもコテンラジオの3人の会話が好奇心を旺盛にしてくれたからかな。まだまだ歴史について知らないことばかりだけど、これから学びを深めて目指せ！脱！歴史弱者！そして、たくさんの人たちと日本史・世界史について語り合いたいな。