市川團十郎 特別公演
10月10日(金)夜の部
会場:南座
開演 4時〰終演 6時30分
観覧場所 1列中央
①二人藤娘 4
幕間 なし
②ご挨拶 4
幕間 30分
③菅原伝授手習鑑 5:10
車引 幕間 20分
④荒事絵姿化粧鏡 6:00
あらすじ
『Invitation to KABUKI 歌舞伎の世界』
①松の大木にからむ藤の花のもとに、美しい娘姿の藤の精が現れ、男のつれなさを嘆いた娘の恋心を艶やかに踊ります。好きな男を松に喩えて酒を飲むうち、ほろ酔いの姿を見せ、続いて、賑やかな手踊りを踊りはじめますが、やがて日も暮れ、いつしかその姿を消すのでした。
二人の藤の精による、華やかで幻想的な舞台
②来場の皆様に團十郎さんよりご挨拶。
そして、来場者から一名が選ばれて、舞台上で「暫」の衣装を着る過程を披露。
③梅王丸、松王丸、桜丸の三つ子兄弟は主人たちの対立により、敵味方に分かれている。
梅王丸(虎之介)と桜丸(廣松)は互いの主人を追い落とした藤原時平への恨みを晴らそうと、時平の乗る牛車に襲い掛かる。
そこに藤原方の松王丸が現れ、刃を交える。
歌舞伎の様式美で彩られた、豪快な荒事。
④團十郎さんが『暫』の拵えが出来上がるまでを舞台上で披露。
東京2020オリンピックの開会式でも披露された歌舞伎を代表する演目の一つ『暫』。
舞台上、中央に鏡台が置かれ、お客さんの前で化粧をし、総重量約60kgにもおよぶ衣裳・かつら等をつけ、鎌倉権五郎が出来上がっていく様子を舞台上でご披露。
支度が出来、舞台では超人となり、悪者をやっつける。
感想
①幕が開くと、大きな藤の枝を持った藤娘2人が舞台上に。
バックには、大きな藤の木、さらに歌方さん、三味線等ずらっと並んで、華やかさ半端ない
映画「国宝」のお二人は超美形。
こちらの2人は、舞が超美しい
そして、虎ちゃん、女形と言うより少女的で、妖精🧚のよう。
博多座を見た女性の方のXで、指先まで可愛いと大絶賛🩷
ただ、男性の歌舞伎ファンの方は、町娘みたいで品がないとも‥。
ちょっと心配したが、音感が良いせいか、唄方さんとの掛け合いが素晴らしく、一体化し、前に前に音が進むのが心地よい
頭の先から、指先〰️爪先まで、身体に連動性があるせいか、バレエのような華やかさあり
表情も良し
②梅王丸は、荒事なので、声が出過ぎるほど頑張ってた
とても迫力あったけど、頑張りすぎて喉潰さないか心配になった。
長太刀を3本を差し、静止の時、肩で息してた
これじゃ千秋楽まで持たない、と番頭さん。
虎ちゃん、梅王丸をやるにあたって、ジムで筋トレで8キロ
③舞台上でのこういった嗜好は、初めて見て、とても面白かった
團十郎さんは、歌舞伎役者だけではなく、名演出家だと、感服した。
「二人藤娘」も、いち早く取り入れて、お客さんのニーズに敏感だなぁとも
公式サイト
昼の部は、満員御礼ではなかったようだが、
夜の部から千秋楽まで満席との事。
夜の部は、発売して即完売だった。
「二人藤娘」の影響だと思った。
ロビー
「暫」の衣装展示
自席から
「二人藤娘」が終わり、幕を閉めずに、舞台が変わる様をお客さんに見せる粋な計らい。
写真撮ってる方がいて、聞くとOKとの事。
「二人藤娘」のセットも写真OKなので、次回撮るつもり
夜の歌舞伎座
筋書とチラシ
とら焼き、後援会からも頂きました