七月大歌舞伎
7月14日(月)
会場: 歌舞伎座
座席: 6列中央
昼の部
①大森彦七 11:00ー11:48
幕間 35分
②船弁慶 12:23ー1:29
幕間 20分
③高時 1:49ー2:47
幕間 20分
④紅葉狩 3:07ー4:10
あらすじ
近代歌舞伎の礎を築いた名優・九世市川團十郎が、史実に則った活歴物や新たな松羽目物を中心に制定した「新歌舞伎十八番」の内4番
①武将、大森彦七(右團次)が宴に向かう山中で出会った女性の正体は昔、湊川で倒した楠木正成の息女千早姫(廣松)。
敵討ちに来たが、仔細を聴き詫び形見の宝剣をもらう。
【参考:神戸には湊川神社に楠木公が祭られている】
②源義経(虎之介)との別れを悲しむ静御前(團十郎)が舞を披露し、やがて漕ぎ出した一行の前に壇ノ浦で滅びた平家の武将・知盛の霊(團十郎)が海中から現れ一行を襲う。
弁慶(右團次)が数珠を挟んで、祈り退治する。
③「高時』は幻想的な活歴物。横暴を極める執権・北条高時(巳之助)が雷鳴とともに突如現れた天狗に翻弄される。
④華やかな舞踊劇。
平維茂(幸四郎)は従者(虎之介、廣松)を伴い紅葉狩に戸隠山へ。そこで、更科姫(團十郎)の一行に誘われて酒を酌み交わすうち微睡む。
山神(新之助)に更科姫の正体が鬼女と告げられ追い払う。
感想
①屋号ではなく「ヒロマツ!と男性の声が沢山飛んでた

大谷廣松さんの女形、綺麗

②静御前の團十郎さん、顔は綺麗だけど顎がしっかりしていて、男顔というか、ちょっとガタイがデカいというか…
義経(虎之介)が、花道奥から従者を引き連れて雅やか

拍手👏👏が大きい(一際大きな拍手は私
)

座っている姿もお雛さんみたい🎎
姿勢は、肩甲骨が下がって首長く美しく、声は、一人凛として鳴り響く

鬼女が出てきて
「其時義経少しも騒がず」と、台詞のような情景描写のような感じで、一際、大きな声が響き渡る

團十郎さんとの立ち回りは、一瞬だったが、舞うように美しい

③前半はちょっと退屈だったが、後半、天狗が沢山出てきて、ちょっと宙吊りもあり面白い

福之助さん、犬から親子を助ける役(安達三郎泰忠)若さ溢れカッコ良かった

④ぼたんちゃん、大きくなっててビックリ、踊りはもう少し笑顔があれば可愛いのに。
新之助さん、踊りが大編成のバックの音とあって心地よい



團十郎さん、女形から見え隠れする鬼女の睨みとか、メチャクチャカッコイイ

やはり、これが成田屋のお家芸

虎ちゃん、従者の役でちょっと太鼓持ち風で、おどけて面白い🤣
踊りの場面も沢山あり、一人での踊りは、
木の枝から花の部分を取り、枝だけにして、盲目の人の杖に見立て、目を閉じて踊る。
最後に、目をパッと見開くが、メチャクチャ、バックの音に合って素晴らしい👍
義経のメークは、眉が、凛々しく直線的。
目もスッキリして、真っ白の御曹司顔。
従者は、割と素に近い感じで色黒。
同じ人と思えない

役者やなぁ〰️役者やけど(笑)
歌舞伎座下のお土産物屋さん