三月花形歌舞伎
3月3日(月)夜の部
会場:南座
開演 3時30分〰終演 6時15分
観覧場所 2列中央上手
〈乍憚手引き口上〉
①伊勢音頭恋寝刃 3
油屋店先、同奥庭
幕間 30分
②於染久松色讀販
お染の五役(お染、久松、お光、雷、お六)
あらすじ
①伊勢音頭恋寝刃
伊勢神宮の神職である御師の福岡貢(虎之介)は、かつての主筋にあたる今田万次郎のために、お家の重宝である名刀「青江下坂」を取り返す。
貢は刀を万次郎に返すため、賑わう古市の遊女屋油屋を訪れる。
万次郎と行き違いとなり、家来筋で料理人の喜助に刀を預ける。
一方、貢と恋仲の油屋遊女お紺(米吉)は、貢のために折紙(鑑定書)を手に入れようと、敵方を油断させるためわざと貢に偽りの愛想尽かし。
さらに意地悪な仲居の万野(壱太郎)にまで罵倒された貢は、怒りのあまり次々と人を斬ってしまう。
しかし実は貢が手にしていた刀は…奪われたと思っていた名刀だった。
今から230年ほど前、伊勢の古市にあった遊郭・油屋で実際に起きた事件を題材に、近松徳三がわずか3日で書き上げたといわれている、世話物狂言の名作。
②於染久松色讀販
油屋の娘お染は、丁稚の久松と駆け落ちをする。
続いて、許嫁の久松を奪われ正気を失ったお光に、猿廻し(虎之介)女猿回し(米吉)が声をかける。
すると、突然雨が降り出す。
雲の上では雷が、下界の賑わいを真似て踊っているうち、足を踏み外して雲から落ちてしまう。
土手のお六が、故主への御恩のためお染と久松を手助けし、ようやく二人は手を取り合うことができたのでした。
舞踊仕立ての『於染久松色読販』を、5役早替り。
松プログラム、桜プログラムでの演出の違いあり。
感想
*口上
花道奥から、夜の部は、福之助さん。
他の皆さん、普通の衣装だけど、舞台衣装ですと(笑)
五年前に、初回の花形歌舞伎に出させてもらって今回2回目。
演目のお話の後、花道階段から降り、一列目の前を歩き上手の階段から舞台上へ。
虎ちゃんと同い年らしい。
①虎ちゃんの福岡貢、物凄く楽しみにしてた。
とても上手だが、上手過ぎて何か違う感
初役なので、口移しで、仁左衛門さんに教えて貰ったよう。
40代位の方が演る難しいお役。
なんだか若すぎて、色っぽくない?
頑張りすぎてるせいか、声が高めだからかな?
いや、年配の色っぽさでは無く、水も滴るような色気を期待していた。
しかし、タバコを吸う所作も無理に大人っぽくしすぎて、役と本人のリアルがない。
役を作りすぎて、面白くない。
また、襖をぶち破り、血だらけになり、名刀の妖力のせいで、次々と切りつける様。
美しい所作ながら、狂気がイマイチ
人を殺める凄惨な恐怖感が弱い。
ふと思うは、恵ちゃんの「曽根崎心中」
ラスト、己の首に刃を当て自害する場面、哀れの中の狂気、ゾクっとする色気を感じ虜になった
歌舞伎界でもカッコいい色男の姿はあれど、哀れの中の狂気は見たことがない。
しかし、今年も恵ちゃんの座長公演は無し
色気のある声、美しい立ち姿、髷からの品の良い長い首に着流し
当代一の色男、唯一無二なのに、勿体無い
話しを戻し、虎ちゃんには、そういう色気を期待していたが、残念
演ずる中で、自分なりの貢へと変化するのを楽しみにしよう
来週、水曜日も観覧するが、どうかな?
玉三郎さんに「天守物語」の時、「あなたの芝居は先が読める。それなら、役者じゃなく、占い師にでもおなりなさい。」と言われた事を思い出す。
②壱太郎さんの五役。
昼の部の喜兵衛の代わりに雷が出てきてビックリ
とても面白い嗜好でケレン味抜群
虎ちゃんは、今度は男の猿回し。
舞踏はいなせで、カッコ良かった
ラスト、壱太郎さんが正座してお辞儀をして終わるのが、真摯で素敵
公式サイト
3時南座
入口で貰った栞は、虎ちゃん🙌
企画の4人とのショット
前に立つと、鏡越しで5ショット
夜の部、福之助さんの口上
幕間にコーヒー、八ツ橋つき
昼の部の口上で虎ちゃんが話してた、コラボ品
サイン付き、売り切れ
お店の方に聞いたら、すぐ売り切れらしい
私は「虎ちゃん人気あるんですか?」と聞くと
「お上手ですからね」と。
SNSで発信されてるので、人気らしい。
来週の水曜日来るのでまたその時に。
6時半
劇場前で、名物のにしんそば
にしんがデカくて、蕎麦旨し
とら焼きが、頭に残り、駅でどら焼き買って、特急電車で食べた
来週は、トラ🐯焼き、買うよ〰(笑)
今日は、朝から、病院へ。
新しく病院が建て代わり、家から近くなった。
膵嚢胞が昨年見つかったので、定期的に健診。
前回MRIからの6カ月後。
初めて、造影剤を点滴しながら、CT。
造影剤は、一気に入れるらしく、身体が熱くなったのでビックリ
しかし、ポカポカちょっと気持ち良かった(笑)
15分ほどで終了🙌
来週が健診日。