市川團十郎白猿襲名披露
市川新之助初舞台
11月吉例顔見世大歌舞伎
(夜の部)
11月10日(水)
会場: 歌舞伎座
座席: 2階3列中央
① 歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)
4:00~4:28
幕間 20分
②十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助
襲名披露 口上
襲名披露 口上
4:48~5:11
幕間 35分
③歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)
5:46~7:50
あらすじ
①歌舞伎十八番の一つで、荒事の魅力と洒落っ気に満ちたひと幕。主人公の曽我五郎は、筋隈を取り、仁王襷をかけた勇壮な扮装が見もの。
曽我五郎 曽我十郎 馬士畑右衛門 大薩摩文太夫 | 松本幸四郎 巳之助 吉之丞 友右衛門 |
②海老蔵改め團十郎
初舞台新之助
白鸚
仁左衛門
左團次
梅玉
菊五郎
③花川戸助六は、江戸一番の男伊達。
吉原仲之町では、助六が姿を現すと花魁たちが競って吸い付け煙草を渡す程の人気振り。
助六は恋仲の花魁・揚巻に言い寄る髭の意休に喧嘩を仕掛け、その手下たちを一蹴。
実は助六は、紛失した源氏の宝刀・友切丸を探す曽我五郎で、夜ごと吉原に現れては喧嘩を仕掛け、相手の刀を見定めていた。
絢爛豪華に繰り広げられる江戸歌舞伎の華。
河東節の演奏による助六の花道の出端から幕切れまで目が離せない。
襲名披露狂言ならではの顔ぶれがそろう賑やかなひと幕。
花川戸助六 海老蔵改め團十郎
三浦屋揚巻 菊之助
髭の意休 松緑
三浦屋白玉 梅枝
朝顔仙平 又五郎
福山かつぎ 初舞台新之助
感想
①衣裳が物凄く派手でカラフル、お祝いに相応しい。
ザ・カブキ
②白鸚→梅玉→菊五郎→仁左衛門→左團次
この順番で、最初と最後は、様式通り。
間には、團十郎さんや先代の思い出話を。
その後
團十郎→新之助で口上。
新之助さん、手をつく姿が美しく、キリッと見事な口上でした👏
子供ではなく、歌舞伎役者の顔

(並びは、下手から、仁左衛門、左團次、新之助、團十郎、白鸚、梅玉、菊五郎)
白鸚さんが團十郎さんに市川家の有名な「睨み」を所望され、ご披露。
凄い目、形相は鬼のよう👹
③最初に、演目内容の口上。
終わると、後方、御簾の中で河東節の江戸浄瑠璃が華やかに。
こちら、長い演目で、様式美が美しい

沢山の役者さんで、本当に華やか。
新之助さんの福山のかつぎ役、可愛いと言うより、目線、見得の切り方にゾクッとした色気あり

ちょっと、進行がゆっくりしているせいか、眠気が・・・。
中村鴈治郎さん、めちゃ面白くて目が覚めた(笑)
いつも見ているので判らなかったけれど、鴈治郎さん、凄い役者さんでした

↓歌舞伎公式サイト
地下はお土産店

襲名披露公演、観覧出来て感動🙌
やはり、普段とは違う演目、衣裳、幕 役者さんの人数、浄瑠璃等、お祝い感満載

出来れば、昼の部も見たかったけど、チケット無し

新之助さんの年齢のちょっと色っぽい「外郎売」に世間の批判あり。
それはもっと年齢が高い人の役で、團十郎さんが、息子可愛さに選んだと。
しかし、新之助さんの色っぽさを見て、見てみたかったと思う。
様々な情報を鵜呑みにせず、自分の目で見る事が大切

團十郎さんは、物言うので、世間の批判の対象にされやすいけど、温かく見守りたい。
雑音に流されず、芸の道に邁進して頂きたいと切に願います

襲名披露の余韻に浸りたいので、
東博は、またの機会に✋