赤坂大歌舞伎
11月23日(火)
会場:赤坂ACTシアター
開演 16時~18時
観覧場所 B列中央(実質1列)
(1)廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと) 16:00~17:05
幕間 20分
(2)舞踏 17:20~18:00
①越後獅子(えちごじし)
②宵赤坂俄廓景色(よいのあかさかにわかのさとげしき)
11月24日(水)
会場:赤坂ACTシアター
開演 12時~14時
観覧場所 D列中央下手端(実質3列)
(1)廓噺山名屋浦里
(2)舞踏
①越後獅子
②宵赤坂俄廓景色
あらすじ
(1)江戸時代、地方藩の江戸留守居役(今でいうところの外交官)酒井宗十郎(勘九郎)は堅物ゆえに、嫌がらせを受けている。
ある寄合いで「江戸の妻」つまり吉原の馴染みの女を自慢しあう事に。
そこで、以前偶然に遭遇し、簪を池から拾ってあげた山名屋の浦里(七之助)のもとに。
浦里は吉原一の遊女で、頼み込むが山名屋主人に断られる。
その話を、襖の奥で聞いていた浦里が、その思いを意気に感じて寄合に出向き、他の藩の留守居役は腰を抜かす。
後日、お礼に山名屋を訪ねた宗十郎は、金子を渡そうとする。
しかし、浦里は、「心の実に値を付ける」と断る。
そして、8歳で貧しさから売られ、遊女になった身の上を「おらあ・・・・」
と、生まれ故郷の言葉で話し始める。
仲直りし、最後は花魁道中を皆が見送る。
山名屋使用人、友蔵を虎之介さん。
山名屋主人を扇雀さん。
(2)
①角兵衛獅子の踊りを勘太郎(勘九郎の長男)
②賑やかな祭囃子が聞こえるなか、年中行事の“俄(仁和賀)”が行われていて、いつもよりも華やかな様子。
鳶頭(勘九郎、虎之介)や芸者(七之助、扇雀)が現れ、華麗な廓の風情を踊り始める。
感想
①虎之介さんの声、凛として響きが素晴らし過ぎる
惠ちゃんの声より少し高めで、惠ちゃんのような美しい響き
下働きのような役なので、顔は白塗りでなく、ちょっと道化のような演技も愛嬌があり、上手い
細身の身体と声のトーン、惠ちゃんとのツーショットを考えてみた。
「曽根崎心中」をこの二人でされたら、この世のものではないような
七之助さんの浦里が、「心の実に値をつける」と言い、お国訛りで身の上話をするところが、可哀想で
そして、花魁道中は圧巻
②越後獅子の勘太郎さん、23日の夜の部は、白い旗を落としました。
しかし、翌日はお見事、15分弱を若干10歳で一人で踊りきるなんて
23日は、昼夜2回公演で、疲れたのかも
さて、虎之介さん白塗り、今度はイナセな役。
首と手が身体と連動し、メチャ色っぽく、動きが大きく、ダイナミック
さらに、椅子に座っているときも、だらりと座るのではなく、隙が無く形が美しく、天と地を感じた
(惠ちゃんの立ち姿のように美しい)
その他
始まる前に、扇雀さんの番頭さんから、チケット受け取り。
なんと23日最前列中央にビックリ
そして、前回渡し忘れたと、コクーン歌舞伎のパスケースを(虎之介さんのサイン入り)
来年の夏には、この劇場が、ハリーポッターの専属になるとのこと。
劇場へと続く道には、紫の「赤坂大歌舞伎」の旗が道案内