昨日、都構想について大阪の現在の白けた雰囲気を書きました。

賛否が拮抗している事もありますが、あまり政治の事を書いては
と思いました。
 
しかし、昨夜、都構想の件で、色々な方(政治経済)のブログで、
衝撃的なことが書かれていました。
初期コストが240億、毎年30億のランニングコストには驚きましたが、
でもそれで大阪が全体として良くなればいいのですが・・・。
 
(ビックリした内容)
現在の日本の自治権には、以下の通り「格」があります。
1.都道府県
2.政令指定都市
3.中核市
4.旧特例市
5.一般市町村
6.特別区

現在、上から二番目の「政令指定都市」である大阪市を、最下位の特別区に
分割するのが、「大阪市の廃止と特別区の設置」になります。
 
大阪は都になり、東京都と2大経済文化圏を築き、日本を活性化する
というのが、前回の都構想の趣旨だったはず。
なのに、格が2位から最下位になるなんてガーン
維新に変わってから、大阪市が赤字から黒字に変わったと自慢しています。
しかし、実態は各補助金の削除、公共施設の削減および売却で、赤字を
補填しているに過ぎません。
 
各補助金が削られ、地域のコミュニティーがバラバラになってきました。
以前は、敬老会、町会の運動会、への市の補助があったので、それが私的な
補助の呼び水になり、地域のコミュニティーが保たれてきました。
しかし、最近はコミュニティー活動はすたれてしまいました。
もし、大地震、火災、他国からの攻撃があった場合、地域コミュニティーは重大な
役割を果たします。
防災、国防の観点からも地域コミュニティーは重要と思います。
壊すのは簡単ですが、作るのは大変です。
また、郷土芸能(人形浄瑠璃、能)とかへの補助も削減されました。
しかし、それも財政上仕方ないかも・・・と思っていました。
維新は、イメージ戦略が巧みで、未来を明るく語る政治家は、人心を明るく
させますから・・・。
 
しかし、今回の大阪市を廃止するという事は、関西の中核都市を失う事です。
大阪そして関西、ひいては日本の伝統文化芸術が、破壊される恐れも。
格落ちという事は、世界の姉妹都市からも外され、日本の市の共同体からも
外され、ただの区に成り下がる事を意味します。
 
二重行政が解消しているはずなのに、大阪府は今も赤字???。
経済成長率は、全都道府県の中でも最下位グループ。
その解消のため、大阪市の財源を吸い上げたり、売り飛ばしたりするので
あれば、それはけっして許されませんムキー

 
今日はハロウィンハロウィン