松竹大歌舞伎【巡業公演西コース】
9月11日(水)
会場:神戸文化ホール
開演 13:00~終演 15:50
観覧場所 19列10番
①封印切 13:00-14:25
幕間 25分
②蜘蛛絲梓弦 14:50-15:50
あらすじ
①大阪の新町にある廓が舞台。
亀屋忠兵衛(中村鴈次郎)はこの廓の傾城梅川(市川高麗蔵)と恋仲。
そこへ、見受けの金をもって丹波屋八右衛門(尾上松也)がやってくる。
蔵屋敷から預かった三百両の公金を持っていた忠兵衛。
見せ金のつもりが、八右衛門と言い争ううちに、金子の封印が取れる。
封印がとれれば、斬首となるのが掟、死を覚悟した二人は・・・。
②平安時代、源頼光(尾上松也)は物の怪にとりつかれ病に臥せっている。
家臣の碓井貞光(中村虎之助)と坂田金時(上村吉太朗)は警護に当たる。
そこへ、女童(中村扇雀)に化けて寝所に入り込もうとするのを撃退する。
さらには、座頭や傾城にばけて襲い掛かる。
これは、葛城山の土蜘蛛の精の仕業と、頼光は家来を引き連れ、成敗に
訪れ、蜘蛛は退散する。
感想
①中村鴈次郎さん、はんなりとした色男、当たり役ですね。
尾上松也さんの悪役も、なかなか面白かったです。
でも、途中、睡魔に襲われ、かなり寝てました。
ちょっと、テンポがゆったりだからかも?。
②舞踏劇のようで、踊りと台詞があり、浄瑠璃も華やか。
虎之助さん、台詞、凛としたいい声でした。踊りも素晴らしかったです
。
花道、見得を切り駆け抜ける様は、迫力満点でありながら美しい。
身体の動きが丁寧で美しいだけでなく、キレ、スピード感もあり、ダイナミック。
特に、足指が手指のように床を滑らかに捉えているところが、素晴らしい。
でも、静止したポーズでさえも、躍動感にあふれているのは、なんでかな。
雑感
中村虎之助さん、今年一月に拝見した時よりも、さらにスケールアップ。
やはり、この方、歌舞伎の世界を変える方かも。
神戸文化ホール。
こちらで、今年7月、惠ちゃんのコンサートがありました。
あの時に比べ、端の方空席少しありました。
劇場内、緞帳。花道が下手端にあり、席が花道から3列目なので良く見えました。
チラシと筋書(パンフレット)