壽 初春大歌舞伎
1月21日(月)
会場:大阪松竹座
開演 16:00~終演 20:15
観覧場所 7列11番
金門五三桐
①序幕 16:00-16:50 幕間 15分
②二幕 17:05-17:45 幕間 30分
③三幕 18:15-19:15 幕間 15分
④大詰 19:30-20:15
あらすじ
真柴久吉が権勢を誇る時代、久吉は異国制裁に乗り出していた。
そして滅ぼされた大明国の宋蘇卿が日本に渡り、久吉を滅ぼそうと、嫡男久次の乳人役
になりすます。
しかし、見破られ、日本に渡った息子の宋蘇友(石川五右衛門)に大望を託すことを決め、
白鷹の羽に血汐で遺書を書き記した後、切腹し、壮絶な最期を遂げる。
宋蘇卿には、他に日本に2人の子供がおり、一人は久吉の次男久秋の側近の
瀬川采女(中村虎之助)と、のちに夫婦となる花魁花橘(中村壱太郎)。
2人は、兄弟と知り死のうとするが、止められる。
実は花橘は、入れ替わっており、本当の妹は公家の家に引き取られたお通姫(中村壱太郎)
で久吉の養女となるべく御殿に上がる。
瀬川采女は、親族の情よりも、主君につく事を選び、妻と、御殿への地下道を渡り、
危機を知らせようとする。
御殿で出会った瀬川采女とお通姫は、兄妹の再会を喜ぶが、お通姫は久吉に申し訳ないと
自害する。
その頃、五右衛門も久吉を殺そうと、御殿に上がる。
弟に出会った五右衛門は、奪ったお宝(久秋の襲名に必要)を弟のために、瀬川采女に渡す。
やがて、五右衛門と久吉の決着はつかず、後日の決戦を約束し別れる。
感想
中村虎之助さん、若侍のいで立ちが良く似合い、麗しい姿でした。
石川五右衛門の弟という設定で、重要な役どころ。
また、結婚した妻との御殿への地下道での花道での道行、美しかったです。
声も、凛としたいい声ですが、まだ完成されていないというか、もう少し声が前に飛んで
いればなあと思いました。
石川五右衛門役の片岡愛之助さん、この五右衛門、素晴らしかったです。
声が太いので、白塗りの優男より、こういったケレン味のある役が良いなあと思いました。
睨みもフリも台詞も大仰で、楽しませてもらいました。
そして、南禅寺の山門の高い屋根に乗ったり、宙に浮かんだつづらから出てきたりと
大見せ場だらけで、お正月に相応しい演目でした。
片岡愛之助さん、こんなにお上手とは、思いませんでした。
21日の松竹座午後3時半過ぎ
道路を挟んで、前には蛸がいました
中には、今回の演目のポスターが
ちょっと、大きいですが、小さいのは売り切れでこれしかなかったので。
中身は、色々入っていて、美味しかったです。
ご飯は残そうと思いましたが、海老のシッポすら残りませんでした。
午後8時30分ごろ、松竹座出ました。満月。
道頓堀
道頓堀の蟹
道頓堀から見た心斎橋筋
帰りは、御堂筋から
写真は幕間に注文し、幕間にもらいます。
今日のうたコン、「俵星玄蕃」やっぱり、惠ちゃんの声は凄いです、偉大です
。
昨日は歌舞伎で感動したばかりなのに、惠ちゃんの声が吹っ飛ばしました。
惠ちゃんだけでなく、色々なジャンルの一流のものを見ると、惠ちゃんの声
の魅力に、並ぶものはないなあとつくづく思い知らされます。