公演名 :「トスカ」;プッチーニ作曲
会場 :大阪フェスティバルホール
日時 : 2017年6/25(日) 午後3時開演~終演6時
観覧場所 1階12列目中央下手より
ホールHP http://www.festivalhall.jp/program_information.html?id=1164
①主な登場人物
フローリア・トスカ・・・・・・・アンジェラ・ゲオルギュー
マリオ・カヴァラドッシ・・・・マルチェッロ・ジョルダーニ
スカルピア男爵・・・・・・・・セバステイアン・カターナ
パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団、合唱団
②あらすじ
③感想
世界のソプラノ、アンジェラ・ゲオルギューが迫力があり素晴らしかったです。
第1幕、画家カヴァラドッシのテノールが明るく、心地よい歌声に酔いしれました。
歌姫トスカは、少し豊満でエロチックで嫉妬深い感じで、ちょっと嫌な感じ。
初めて声を聴いた感じは、それほど世界の~と言われるほどいい声とは思い
ませんでした。
第2幕、愛する男のため、トスカはスカルピアに助命を嘆願し、最後には
ナイフで殺害してしまいます。スカルピアを何度もナイフで刺すトスカの鬼気迫る
歌声は、魂を揺さぶられました。
第3幕、死刑が確定したカヴァラドッシが歌う有名なアリア「星は光りぬ」。
少し、声が明るすぎるせいか、悲しみがあまり伝わってきませんでした。
このアリアはもう少し低音が響く、ヨナス・カウフマンが当たり役と思います。
そして、トスカはカヴァラドッシに指図し、偽の銃声で倒れるように言います。
もう、このころには、二人の関係は逆転し、トスカが引っ張っている感じです。
そして、カヴァラドッシが、本当に銃殺され、追い詰められたトスカも城壁から
「スカルピアよ、あの世で」と叫びながら城壁から身をなげます。
あの世に行ってまでも、騙したスカルピアを許さないトスカの執念。
普通なら、恋人の名前を叫ぶでしょうに・・・、その炎のような怒り。
主人公が二人とも死に、悲恋なのですが、何故が涙ではなく、愛の凄まじさを
見せつけられ、そのあまりの強さに驚愕しました。
アンジェラ・ゲオルギュー、世界のソプラノ、はい、その通りでした。
カーテンコール、今日が最終日なのか、アンジェラ・ゲオルギューはじめ、何度も
何度もカーテンコール(20回以上)
観客は総立ち、ブラボーの嵐でした。
アンジェラ・ゲオルギュー、演技中とは全く違って、かわいい笑顔が印象的でした。
フェスティバルホールのホワイエ。
吹き抜けの天井からは光のオブジェ、床はレッドカーペットと豪華です。
また、壁にはスリットが入っていて、外部が見えます。
右手には、軽食やシャンパン、ワイン、コーヒーのサービスもあります。
私は、朝バレエのせいか、時々、コックリさんでしたので、2幕後の休憩では
外を見ながらコーヒーを。
オーケストラの演奏が心地よすぎて・・・つい(笑)。
でも、隣の老紳士、最初から寝てらっしゃいましたが、時々起きられました。
クラッシックのコンサートで、寝るのは、α波がでて、体にいいと聞いたこと
あります・・・と弁明しておきます(笑)。
さて、今年の9月19日(火)は、惠ちゃんのコンサートがこのフェスティバルホールで
開催されるので、とっても楽しみです。
2012年12月オープンの素晴らしい新しいホールで、音響はもちろんの事、
最後尾からも、良く見える事、確認しておきました。
マッシモ劇場の演目は「トスカ」と「
椿姫」でした。
惠ちゃんのファイルの後方に2枚入れておきましたが、最後尾が「椿姫」なので
すっかり勘違いしてしまいました。
マッシモ劇場の公演日一覧(写真は椿姫のもの)
舞台のセットや衣裳も目の保養で、楽しみの一つですが、トスカは豪華な教会等のセットでした。
そして、劇場が代々大切に保管されているようで、骨董品から醸し出されるような香りが漂って
いました。・・・ちょっとムセてせき込みました。