新歌舞伎座初座長「山内惠介特別公演」
場所 新歌舞伎座
日時 平成29年2月12日(日)
夜の部 開演16時~終演19時30分(休憩35分)
観覧場所 3階前方中央あたり
第一部 「泥棒と若殿」
今日は今公演、初めての三階席でした。
中央でしたので、良く見えました。
二階よりもさらに全体がよく見えました。
ただ、下手側の花道のあたりの後部は見えませんでした。
でも、歌われるのは花道前方までが多いので特に問題はありません。
二階席は双眼鏡で見ることもありましたが、不思議なことに、三階は双眼鏡で
見るよりも、肉眼でみる方がずっといいのです。
それは、昨年の5月五木ひろしさんの公演に出られた時にも感じました。
距離的には遠いはずなんですが、やや客観的に見える感じがまた嗜好が変わ
っておもしろいです。
リアルで見ているというよりも、夢の世界で見ているような感覚です。
さて、前置きが長くなりましたが、今日は出だしから、もうすっかり信さんにしか
思えませんでした。
特に今回は、アドリブが信さんと伝九郎だけでなく、染八や旦那にも見られ、
お芝居が大きく膨らんできたように思いました。
信さんが、寒さの中、昨日はお互いの足先をお互いの足先で温めていました。
今日は、惠ちゃん伝九郎の足の甲に両足乗って、ハグしてました
。
客席、大笑い

!。
演者さんたち、かなりリラックスなさっているというか、残りの公演を愛おしむ
ようにも思えました
。
今日は、笑いすぎた方が多く、号泣はしませんでした。
舞台は生き物、日々変化していくようです
。
第二部「山内惠介オンステージ」
最初から惠ちゃん、ノリノリでした。
大先輩の曲を歌われた後、客席から「歌もらったらいい!」と男性が感動のあまり、
惠ちゃんに声かけました。
惠ちゃん「沢山、お衣裳頂いています」と上手く返していました
。
まあ、それほど素晴らしかった訳です。
私も、昨年聴いたときよりも、各段に違うので、そう思われるのも当然かもしれません。
そして、大好きなあの曲では、「よっ、日本一」といつも心で思っています
。
さて、梅ちゃんが、恵ちゃんは疲れてくると甘え
た声になると言われてました(笑)。
やはり、惠ちゃんは疲れているかもと思っていましたが、逆にそれが、北海道の曲では、主人公にすっとリンクされる効果を生んでいました。
身体が、バラバラになりそうなくらいの大きな振りから絞り出し発散される歌声は
物語の主人公の慟哭の苦しみに重なり心が震えました
。
着物は、一度着られたグレー単色でした。
この着物も、五木さんから頂いたとのお話しでした。
グレーもしぶくて、惠ちゃんの
しさが引き立っていました。
握手会では、順番が来て、「お疲れ様でした」と言おうと思っていましたが、惠ちゃんが先に
「ありがとうございました」と言われたので、釣られて私も「ありがとうございました」とオウム
返しをしてしまいました
。・・・変ですね
。
札幌の惠友さんが初出待ちなので、お供をしました。
9時かなり前だったと思います。
出待ちは今日は日曜ということもあり、20~30人くらいおられたようです。
惠友さんは、惠ちゃんにプレゼントを渡そうとするのですが、人が多くてたどり着けません。
私は「はよ渡し、はよ渡し」と、けしかけ、彼女は、上手く渡せ握手もできました
。
私は少し離れていたので、惠ちゃんは離れた人たちにはやさしく手を振ってくださいました
。
