11月9日(水)トランプ米次期大統領が誕生した。

米国のみならず、世界中に注目されていたが、メディアの予想をあざ笑うかのように

トランプ氏が勝利した。

人やモノが世界中を自由に動く、世界を一つの国と見るグローバリズムの考え方。

そのグローバリズムが、決して良いものではないと人々が気づき始めている。

移民が増え、その国独自の文化や産業が破壊されてゆく。

英国のEU離脱から始まり、米国民もそれに続いた。

また、所得の多いものから、低所得者への利益配分。

聞こえは良いが、「働かざる者食うべからず」を忘れ、低所得者保護のみに走ると

グローバリズムで職を奪われた中産階級の不満が溜まる。

そういった、米国民の怒りが、今回の投票結果としたら、当然の流れとも言える。

ナショナリスト(国粋主義者)というと、自分勝手な感じであるが、自国と自国民を優先

するのは当たり前。

世界人類平和にというのは、自国と自国民を守ってその後の話。

時代がトランプ氏を選んだともいえる。


さて、当日は、山内惠介さんの加古川ライブが午後2時から開演された。

午前中、大阪を立って、経過をリアルタイムでスマホで確認。

大方の予想を裏切り、トランプ氏が徐々に優勢となっていった。

ライブ終了後、トランプ氏の当確が打たれていた。

日本株式は1000円を超える暴落と100円を割りそうな円高へ。

上海、香港の株式市場も下落したが、日本ほどでもない。

当日、アメリカの市場は、当初、若干下がったが、トランプ氏の演説が穏健なもので、

その効果で、最終プラスで引けた。

翌、日本市場は1000円UPで戻す。


一連の流れから、世界中で日本の市場が一番慌てたことになる。

TPPとかの経済問題が主な理由ではなく、日本の安全保障が危機に瀕する危険性

が高まったことにあると思われる。

駐留米軍が去れば、日本は独自で守らなければならなくなる。

憲法改正の論議はまだ始まってもいない。

現行憲法では、日本独自で自国を守ることは不可能である。

中国は、尖閣はもちろん沖縄も視野に入っているだろう。

ロシアも動き始めるだろう。

ましてや、混迷を深める韓国はレームダックに陥っている。

沈黙の北朝鮮も不気味だ。

この国の未来を考えるとき、国防を米国にのみにたよることが、最良の選択なのか?

国民が真剣に考える時期が早晩訪れるかもしれない。


米国の選挙結果から、ちょっと思いついたので記しておきました。

で、トランプ氏を予想していたか?

まあ、クリントン氏かなと思っていたが、半々くらいかな?と。

トランプ氏の発言には問題もあるが、米国人の好きなタイプ(プレスリーっぽい)との事。

好きなタイプというのは、その直感の方が、案外正解なのかもしれない。

演歌界の貴公子のように。