4日目 
実は今回、一つも目覚まし時計を持ってくるのを忘れてしまった。
日本の携帯電話も、充電器を持ってきていないので使えない・・・
という訳で昨晩も、ホテルのフロントにモーニングコールをお願いに行ったら
フロント:「今夜はシステムが混乱するから無理よ
」なんのこっちゃ
と思ったら、そう、今日(3月29日午前1時)からフランスはサマータイムにチェンジするのだった

結局、(電話コールは無理だから)ノックで起こしに来てくれるということになったけど、
なんだか心配で夜も1時間おきに目が覚めてしまった。
その度に時計を見るけど、その時計が既に1時間早められているのか否か分からず、さらに不安に・・・

寝た心地がしないまま夜が明けた

さて、気を取り直して、本日は・・・
ボーヌの Alex Gambal にお勤めの橋本大先輩に一日お世話になります。
1年ぶりの再開
今年は終始「新婚ちゃん」という呼び名にされました。
昨年の訪問記仕事でワインにかかわっていてもなかなか経験できないような、スペシャルプログラムを組んでいただ来ました。
まずは、畑の詳細が書かれた地図を片手に、コート・ド・ボーヌの畑の中を走る 

土壌(粘土質、石灰質、etc)、位置関係(斜面?南向き?水はけは?)などなど・・・
実際に自分の目で確認して、アペラシオンの違いをイメージしやすくなり、益々面白くなってきた。
自分の中で今までモヤモヤしていた霧が、少しずつ晴れ始めた感じ

普通の人から考えたら、一面同じ景色に見える畑の中を
いちいち感動しながらひたすら走る私達って、ちょっと変人に見えるかもね・・・


グランクリュ Le CORTON の畑から見下ろす
お次は、畑での作業。下記の様な作業道具袋を腰に巻きつけて・・・

(左)腰に巻きつけた職人ポッシェ(上から撮影) (右)これが本日使う秘密の道具
これで何をするかと言うと・・・

伸びてきた枝をワイヤーに括り付けて、伸びる方向を誘導する。
天気はよけれど、遮るものが何もない畑の真ん中っていうのは、まだ冷たい春風に吹かれて鼻水が止まらない

畑仕事って本当に大変だなぁ~。やっぱ私しゃ農家へはお嫁にいけんわ。
橋本さん曰く
「葡萄の栽培・ワイン作りは子育てと同じ」 だそうな。
同じ土地でも、雑草を残す?肥料を使う?剪定方法は?樽熟成?ステンレスタンク?・・・
全てにおいて「これが正解
」という答えはない。ただ自分が信じる方法、思い描く姿に近づけるためのやり方に合わせて方法を選択し、
その集大成がワインのキャラクターを作るということだ。
実際、同じ畑から作られたワインでも、作り手によって全然違う味わいになるから面白い。
「全く同じ食材を使っても、料理をする人、調理道具によって完成の姿・味は驚くほど異なる」ってこと。
ランチ 
腹が減っては戦は出来ぬ。一旦橋本家にお邪魔して腹ごしらえを。

にんじんマリネ
クスクス(仏ではよく出会う)橋本家訪問時には恒例となった、この時期出始める旬菜、「ホワイトアスパラ」。

これがまた、ゆで時間に大きなポイントがある

橋本さん:「新婚ちゃんは、何分?」
私:「普通で。」
橋本さん:「日本の普通?フランスの普通?」
ちなみに、先生(日本在住)は2分、橋本ファミリーは12分。
先生:「フランスに“アルデンテ”という言葉はないからなぁ(笑)」
確かに、フランス(スペインも同じく)で食べるパスタは、「にゅうめん」のようにブヨブヨ。
レストランや家庭で頂くホワイトアスパラも必ずクタクタになるまで茹でられている。
私:「じゃ、3分で。」
日本人ぶってみた

デザートは橋本家特製 『チョコタルト』

ケーキカットする時になぜか興奮気味の子供たち(4歳&7歳?)。
どうやらケーキの中にミニ人形が隠れていて、それが自分に当たるとラッキーなんだとか


ほんと、橋本家に来るといつも幸せな気分になるよ
