先日読んだ、恩田陸の「蜜蜂と〇雷」すごいのなんのって。。。
直木賞を受賞した作品で、図書館で借りようにも100人近くの待ち人数でした。
直木賞だけでなく、本屋大賞とW受賞と言うことで、随分話題になったので、待ち人数の多いのも納得です。
年をまたいで、やっと読めました。
買えばいいのにっておっしゃいました?すみません、本は借りる主義でして。
この本は、確か1800円以上したような気がします。
ページ数も500ページを超えていて、こんなの読めるのだろうかと、最初は危惧していました。
ところが、読み始めたら、やめるのがもったいないくらい面白くて、惹きこまれていく内容でした。
構想7年と書いてあったと記憶しています。
そしてそれからまた数年かけて書き上げたようです。
そして、その内容というのが、ある国際ピアノコンクールの予選から本選までの数日の描写が殆どです。
最初の方に、コンクールのパンフレットかと思える、演奏者の弾くピアノ曲名が並んでいます。
それを見るだけでも、お~と言いそうなくらいです。
そして、その一人一人の演奏を、文字だけであれくらいみごとに再現しているすごさに、感動してしまいました。
読んでいると、まるで会場にいてその音に酔っているみたいに感じるくらいです。
ピアノに詳しい人、そうでない人、どっちでも楽しめると思います。
ところで、読んでいて感じたのが、ちょっと前に見ていたテレビ番組「ピアノの森」に、とてもよく似ていると言う事でした。
海くんと言う、森の中のピアノを弾いていた主役の少年と、塵が重なって見えます。
似ていると感じたのは、私だけではないようで、ネットでも多くの人がそう感じていると書いていました。
いずれにしろ、素晴らしい作品には違いありません。
こんな小説は映像不可能だろうなと思っていたら、なんと2019年秋に公開って、ネットにあるではありませんか。
本当ですか?だとしたらすごい、どう表現するのでしょう。
そして、気になる配役は、元天才少女栄伝亜夜に松岡茉優、そして妻子持ちの明石に松阪桃李ですって。
謎の少年風間塵に鈴鹿央士(知りません、新人だそう)
これは、楽しみです。
来年の秋、東宝で公開されたら、是非映画館でみたいなと久々に思いました。
まだ読んでいない方、是非読んで見て下さい。
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