昨日は、レッスンでした。
1曲目は、前回合格しなかった曲です。

これは、特に技巧的に難しいわけでもなく、今日こそはすぐに合格が貰えるかと思っていました。

けれど、この曲は全体的にこうとらえるのだとか、息継ぎをしたからと言って、そこで落ち着いてはいけないのだと言う事など、曲想について教わりました。

そんなこと、練習中に考えていませんでした。
考えていないから、聞いた時になんだかなあと思うのだなと納得でした。

ただ譜面を見て、音符を追いかけているだけでは駄目なんですね(>_<)
うまく聞こえる人の演奏には、譜面上にないそういう物が、沢山ちりばめられているのだと思いました。


学生の頃、放送部に入っていました。
その頃、私はとても早口で1分かけて読まなければならない原稿を、40秒で読み終わっていました。

先輩達の惚れ惚れするような読み方に憧れて、毎日一生懸命発声練習をし、原稿を読みしました。

そこでどう教わったか細かい事は覚えていませんが、たかが文章を読むだけなのに、様々なテクニックを使っているのだと知りました。

その経験が後々どれだけ役にたっているかと思うと、学生時代にやっておいて良かったと、つくづく思います。

現在MCも気後れすることなく出来るのは、そのおかげです❤

と、またまた話しを戻しますが、結局それと同じなのだと思います。
1曲をどう捉えて、どう表現するか。

永遠のテーマですが、ただ漠然と吹いていたのでは、決して人を、いえ自分でさえ納得のいかない演奏しか出来ないのだと思いました。

なんだか、難しさが分かりはじめた気がします。
小さな階段をひとつ上らなければならない時かも知れません(*^-^*)