いま,英語で書かれたある数学の専門書の翻訳に取り組んでいます.
数式を含む文章を入力するには,LaTeX2ε というソフトウェア環境を利用するのが定番になっており,わたくしもそれを利用します.これは,ワードプロセッサーではなくて,コンピュータのソフトウェアのソースコードのように,テキストファイルに,地の文章といっしょに数式などの組版の指示を書き込んだ「マークアップ言語」を記述して,それを「コンパイル」することで,PDFファイルなどの出力が得られるというものです.
ともあれ,そういう形でパソコン上に訳文を入力していくわけです.
あるいは,英文を参照しながらいきなり訳文をパソコンに打ち込んでいく,という形をとる方もいらっしゃるかもしれません.わたくしは,いちど手書きで大学ノートに下書きをします.
そのほうが,文章に集中できる気がします.なんといってもパソコンはネットワークにつながっていて,いろいろの情報が飛び込んできますから,要するに気が散っちゃうんですね.
ある程度まとまった量の訳文ができてから,パソコンに入力します.そのときに「あのときはこう書いたけど,こう書きなおしたほうがわかりやすいな」とか「あっ,ここ間違っとるやんか」という具合いに改善や修正をすることもあり,いわば二段階のフィルターになっています.
で,何が言いたいかというと,たくさんの文章を書くことになるので,気にいったノートとボールペンを使いたいわけです.
といっても,高価なものは使いません.
いろいろ試したのですが,現在使っているノートはナカバヤシの「スイング・ロジカル」あるいは無印良品の「整うノート」で,どちらも6mm罫・B5版のものです.段落の扱いによって行の始めの字下げ幅を変えて区別できて,そこが気に入っています.
同じ機能を謳ったコクヨの《東大合格生がなんちゃら》というCampusノートは,罫線のツブツブが気になるので好きになれません.
ボールペンは長いことゲルインキの「サラサクリップ」を使っていたのですが,このごろは主にゼブラの「スラリ0.7」を用い,色わけが必要なときに同じくゼブラの4色ボールペン「スラリ4C」を使っています.「スラリ」はつや消しのエマルジョンインクというのを使っていて,書き終えたあとの紙面がテカらないのです.
このチョイスの難点があるとしたら,ボールペンの替え芯を売ってる店が多くないってことでしょうか.まあ,それもちょっと大きい店にいけばちゃんと手に入るので,それほど困ってはいませんよ.
