年が明けた1日の朝は
母の大きな声で目が覚めた
「早く仏壇と神棚にお詣りをしてくれ〜でないと
朝ごはんがたべれんよ〜」
既に実業団駅伝は2区を走っていた時間だった
まだ寝足りないという頭を抱え仏間に入り
両手を合わせてからの朝ごはん
の前に
神棚にお供えした御神酒を呑めと母が言う
いやいや今から車運転しなくちゃいけないから
お酒はダメだろう
形だけでいいからと言うから口だけつけて母に渡
した
母は一気に2杯呑んでた
呑みながらいつも御神酒には月桂冠を入れるけど
なかったからあんたの買ってきた日本酒を使わ
してもらったと言ってた
日本酒?
買ったかな?
最近梅酒に凝っていて梅酒ばかり買ってるから覚
えてない
暫くしたら母が胸がジンジンするって訴えてきた
正月から病気か?なんて思っていたら
御神酒を呑んだ辺りから胸がジンジンするって言
って私が買った酒を出してきた
それは日本酒ではなく
アルコール度数25%の焼酎
それをコップで2杯
一気飲み
しかも空腹に
そりゃ胸がジンジンするわ
正月早々大笑いでした