およそ半年ぶりの更新になります、てんぴです。
更新をしていなかった間何をしていたかというと、特に何もしていません。
強いて言えば、就職が決まったくらいです。
自分自身でさえ存在を忘れていたこのブログですが、よろしければぜひご覧ください。
さて、早速ですが本題へ。
今回はクレヨンしんちゃんの映画について語りたいと思います。
「え? クレヨンしんちゃんの映画?」
と疑問に思ったり思わなかったりしたそこのあなた。
実はクレヨンしんちゃんの映画は、所詮子供向けアニメの劇場版と切り捨てるのはあまりにももったいないのです。
監督によって作風がガラッと変わったり、子どもよりむしろ大人の感情に訴えかけたり。
今年公開予定の新作を含めて、よりどりみどりの30作が存在します。
そんなクレしん映画の各作品の魅力が少しでも伝わるように、レビューという名の個人的感想を書き連ねていこうかと思います。
以後、若干のネタバレを含みますのでご了承ください。
【アクション仮面VSハイグレ魔王】
1993年7月24日公開の記念すべき第一作目です。
監督は本郷みつる、脚本はもとひら了。
第一作目らしい、堅実さを感じるタイトルですね。
というか、クレしん映画ってタイトルから内容を想像できないものが多いんですよね。
そういう意味では非常に分かりやすい。
本作は長らく歴代クレしん映画で興行収入1位、かつ唯一の夏公開だったのですが、
興収は第23作「サボテン大襲撃」に抜かれて2位になり、2020年、2021年は某感染症の影響で夏公開になったので、現在はどちらも当てはまりません。
ストーリーの概要をご説明しますと…
「人気番組であるアクション仮面の撮影中、爆発事故が起こり、その際にアクション仮面の力の源であるアクションストーンが奪われてしまった。その頃、アクション仮面カードがついたお菓子を購入したしんのすけは、激レアのNo.99のカードを手に入れる。野原一家は海辺のアクション仮面アトラクションハウスに赴き奇妙な体験をしたあと、疲れて家路につく。しかし翌日、『早く来てくれアクション仮面』という見出しが新聞にあり、東京はハイグレ魔王に制圧されていた…」
という感じです。
本作では、テレビで人気のヒーローであるアクション仮面が実在していたという展開がとられています。
正確には、遊園地のアトラクションで野原一家は「アクション仮面が実在するパラレルワールド」に行ってしまったわけです。
要するに、アクション仮面はパラレルワールド側の存在であり、しんのすけたちがいる世界に出張してたけど、アクションストーンを奪われたので帰れなくなっちゃったということですね。
しんちゃんが当てたレアカードは選ばれた戦士の証であるとともに、時空間を移動する鍵でもあったのです。
予備のアクションストーンが用意されていたのですが、しんちゃんが飲み込んじゃってさあ大変…
で、アクション仮面からアクションストーンを奪ったのが、ハイグレ魔王その人です。
画像右上の人物がハイグレ魔王ですね。名前の由来は「ハイレグ」から。オカマです。
戦闘員っぽいのが“パンスト団”、女性3人組が“ハラマキレディース”、
そしてグラサンヒゲが“Tバック男爵”です。
ネーミングセンスえぐいな。
ちなみに本作には原作漫画が存在するので、これらを考案したのはおそらく臼井儀人先生です。
【全体の感想】
さて、本作全体の感想ですが、子供向けアニメ映画における異端児的存在となるクレしん映画の歴史の片鱗が既に見られますね。
普段がホームドラマだからこそ際立つ非日常や、思わず頭を抱えたくなるトンチキな設定など、後の作品に共通するエッセンスが第1作目にして既に詰まっています。
人々をハイレグ姿に変えて「ハイレグ! ハイレグ!」とひたすら連呼させるという、歴代作品の中でもかなりクレイジーな攻撃なのですが、一方で自衛隊を返り討ちにするなど、それっぽいこともやってのけてます。
そして、この頃のしんちゃんはお調子者というよりド天然なので、周囲もほとほと呆れ果てるような反応が多いですね。
しかし、墜落しそうになったハラマキレディースを助けるなど、本来の勇気ある優しい性格も垣間見ることができます。
本題に入るまでの日常パートが長すぎたり、後の作品を見てしまうとどうしても地味に見えたり、欠点がないわけでもないですが、総じて非常によくまとまっています。
クレヨンしんちゃんの映画、ひいてはクレヨンしんちゃんそのものを1作目にして体現していると言っていいでしょう。
エンディングテーマの「僕は永遠のお子様」も、本作に限らずクレヨンしんちゃん全体のテーマを表しているような歌詞がとても響きます。
感動要素などはあまりないですが、一度見てみてはいかがでしょうか。
AbemaTVでは平日と土曜日に日替わりで一作放送しているので、気になる方はぜひ。
拙いレビューでしたが、いかがでしたでしょうか。
こんな感じで次々とやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
