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毎年恒例のこの言葉がつい口をつく。 

早いものでもう12月。

年々1年が早くなっている気がする。

 

 早朝、お風呂掃除をしようと下に降りると、

トイレから出た母が、 ソファにひとり座っていた。

 

 どうしたのか尋ねると「歩けなくなってしまった・・・」そう嘆いているのだ。

 杖も使わずトイレをし、ソファーまで歩き、今ここに座っているというのに

 「歩けてるよ、トイレにも自分で行って、ここまで歩いて来たんでしょ? 

歩けない人が、こんなちょろちょろできないよ?」

そう言い、寝室に戻らせる。

 

 子供の頃、早く早くと急かされ、なんでも素早く!それが正しいと思わされた。 

実際のところ、早くなくても良かった場面が殆どで、それはただの口癖にすぎなかったのだ。

 

早い事が必ずしも正義ではない。

ゆっくり着実に一歩一歩も大切。

 

 日々の積み重ねと、たまに逆戻りしたかのように見える瞬間、

 そのどちらともが必要で「出来た喜び」と「躓いた悔しさ」この両方はセットなのだ。

 

 そうやって私たち、これまでも生きてきたんじゃない?

そう思ったら、何か笑えたw