現役時代の大学受験の話です。


国公立前期に不合格ののち、私に残った試験は残り1つ。国公立後期でした。


「あなたが私立大学に行く選択肢は無くなりました」と親に告げられていたため、私立大学は1校も受験しませんでした。


真面目な受験生であれば、私立の対策をせず国公立に集中できるとギアが入るのかもしれません。


しかし私は本当にダメな人間なので、合格しないだろうと思ったら勉強を全然しなくなったのです。


結果前期は落ち、後期の勉強も大してしていませんでした。


私の目指す学科は珍しいほうだったので、その学科がある大学は少なく、後期の倍率は一般的なものより遥かに高いものでした。


後期は前期よりもワンランク下の大学に出願しましたが、ギリギリ前期不合格者も多数いるため私では勝負にすらならなかったと思います。


恥ずかしいほど、怠けていました。

浪人することしか頭になく、勉強もせず浪人生の記事や体験談を読み漁ったり色んな予備校を調べていました。


勉強していないくせに、ストレスは半端なかったです。


自分が駄目なことも分かってる、でも出来ない、そんな自分が本当に嫌で、

生きてる価値みたいなものを見失っていました。


こんな人間は受験に落ちて当然だし、むしろ受からなかったほうが良かったでしょう。


結果、当然のごとく後期も不合格でした。


親は最後の頼み綱だったと思うので、ひどく落ち込んだと思います。


弟の高校受験も失敗し、私の大学受験も失敗し、心労は私以上だったのかもしれません。


これで私の現役受験は終わりました。


高校では周りより賢いと思われていたので、同級生に合わす顔もなく。というか合わせたくありませんでした。


高校の担任の先生に報告をしなければなりませんが、どう言えばいいのか分からず、すぐには言えませんでした。


その日は1つの地獄を取りあえずは終えた。そして0からの地獄が待っているんだ。

という感情のまま、無気力に過ごしていました。