ミスカラーの天使 -2ページ目

あれから5年…。
天は3歳になってすぐ亡くなってしまいましたが、快は天の年齢を越えもう5歳です。

そして私の娘(環)も、4歳になりました。
長かったような気もするし、あっという間だったような気もします…。

あの事故当時は、事故に遭ったことが夢のようでした。
しかし、今となっては、天が元気に生きていてくれたことの方が遠い夢のようです…。

でも、天を思い出すとき、いつも元気かなぁ~?と普通に思ってしまいます…。
これは常識で考えたら、本当に可笑しい問いかけですよね…。

でも、天は絶対元気に走り回っているはず!
それとも、もうすでに生まれ変わっているのか?
もしかしたら、うちの娘(環)は天の生まれ変わり?じゃないだろうか…。
食べ物の好みや、お風呂が大好きなところ!
そしてやきもち焼き!
ママのことが大好きなところ(笑)?
似ているところが多すぎで、もしかしたらもしかするかも?
そして、もしもそうだとしたら…?
とそんなことを考えては喜んでいる親バカです!

ペットの死を経験し、もう二度とペットを飼わないと決めた!という話をよく耳にしますが…、どちらかというと私は逆です…。 

天の事故の事を思い出すと、未だに胸が苦しくなります。
でも、そこに焦点を当てるのではなく、天と一緒に過ごせた時間に思いをはせると、それはかけがえのない大切な時間でしたし、本当に幸せな時間でした。



記事にも少し書きましたが、私は僅かながらも霊感体質の持ち主のようで…。
金縛りに悩まされる体質ということもあり、今から10年ほど前より、精神世界(スピリチュアル)というものに興味をもつ様になりました…。

中でも江原啓之氏の著書は殆ど読みましたし、当時はメディアでもご活躍されていらっしゃったこともあり、江原氏の言葉には、かなり救われました…。

大切なのは、
どれだけ(手間暇を)かけたか?ではなく、どれだけ(想いを)込めたか?
ということ…。

そういう意味では、天に関しては本当に短い時間でしたが、不思議と『もっとこうしてやればよかった…ああしてやればよかった…。』というような後悔は殆どありません…。

今から思えば、こうなることを心のどこかで予知していたのでは?とも思います。
何故なら、特に天が事故で亡くなる前の半年間位は、自分の体調を崩したこともあり、仕事を辞めた関係で、家族の誰よりも一番長く天と一緒に過ごせましたし、自分の持てる愛情の全てを、天に捧げることができたからです…。

私にとって天は、本当に息子(次男)同然でした。
僅か3年というあまりにも短い時間でしたが、一緒に過ごせたことに心から感謝しています。

まだ離乳食しか食べられない頃から毎日を共に過ごせたことや、物言わぬ動物だからこそ、表情や全身を使って感情を表現するしぐさ…。
家に帰って来た時に全身を使い、喜んで出迎えてくれる従順さ。
そのどれもが愛おしくて可愛くて、今でも思い出すたびに、顔が緩んでしまいます…。

事故に遭い大切な命を一瞬にして奪われました。
しかし、その経験をしたからこそ、改めてわかった家族の絆…。
笑って過ごせる喜び…。
無限に続くと思っていた当たり前に流れる時間…けれど命は有限なのだという現実。
そしてその儚い時間の大切さ…。

私たち家族は、小さな天にたくさん教わりました。
あの日から私は、時間の浪費をしない様に心がけています。

明日死ぬかも知れない…流石にそこまでは思えないですが、
『当たり前に来ると思っていた明日は、来ないかも知れない…。』
とは思うようになりました…。

今できることをできる範囲でやり、そしてこれから先、なるべく後悔しないように愛を持って生きていければ…と思っております…。




そして何よりもこの経験から死への恐怖が半減しました!あちらへ旅立つ時には、必ず天が迎えに来てくれると信じているからです。

それと、命あるものは遅かれ早かれ、否応なしにいずれは死を迎えます。
生物は生まれた瞬間から死に向かって生きている…それが命あるものの定め…。
しかし、肉体は滅びてしまうけれど、魂は永遠だという事も学びました。

今、私は幸せです。
その幸せに気づける方法を教えてくれたのは、私の小さな小さなミスカラーの天使だったのです。









長文、駄文、そして稚文にも関わらず、最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました。
この回をもって、このブログは終了したいと思います。

これを読んで下さったすべての方に、沢山の幸せが訪れます様に…。

そんな願いを込めて…









おわり