先日帰宅の際に信号待ちしていると
運転席側の窓に何か緑色の細長い影が
動くのを感じました。
バッタ?
そう思い窓に目をやるとカマキリがゆっくりと
窓を横断していました。

会社の駐車場の横は畑なので、そこの畑から
飛んでたまたま私の車に止まっていたのか
信号待ちしている時に飛んできたのかは解りませんが、
信号が変われば直ぐに何処かに飛んで行く(飛ばされる)だろう
そう思い、そのままにしていました。

窓を開けて手を伸ばしても届く所ではないものの
常に視界に入っているカマちゃん、
車を走らせているときは飛ばされまいと必死に
しがみついているように目に映りました。

信号待ちで止まると、ゼェゼェって感じで
体全体で呼吸しているように見えるカマちゃんを見て
50~60kmで走っている車が受ける風、
自分達で言ったら何に乗っているのと同じなんだろう?
電車?飛行機?でも外でしがみ付いて体で風を受けたら
自分だったら絶対直ぐに吹き飛ばされてしまうだろうな

信号待ちで止まり、カマちゃんに目をやる度に
ボケボケっとそんな事を考えていたりしました。

そしてその内に変な情が生まれ、
木馬に着いても車に居たら虫かご買って買おうかな?
カマキリって好きやし。でもそれって可愛そうよな。
桜の木のある所へ放してあげようか?

と頼まれもしないのにそんな事を考えていました(^^ゞ

片道半時間の通勤コース、15分程しうた時に
カマちゃんの姿が見えなくなったので
吹き飛ばされたのかな?それとも飛んでいったのかな?
なんて思ったのですが、カマちゃんがいないってなって2or3分後に
現れた時は、何故か嬉しくなった私でした。

絶対に木馬に着いても車にいてる^^
なんて根拠なく思っていた私ですが、
後木馬まで2or3分って所で
カマちゃんは何処かに行ってしまいました。

車の中と外、人とカマキリ、勿論言葉が通じるわけもなく
心が通じ合う事もないのですが、
二人で家に帰っているって感じて少し楽しかった
夏の夜の出来事でした。