前記事で書いたように、産後うつ要注意に認定されながらも6日目に退院。
そこから2ヶ月半にわたり里帰り生活させてもらったのですが、メンタルも体も状態が悪く、あんまり良い思い出がありません。
謎に出る涙、母に無性にイライラする、父が怖い、子がわからなすぎて怖い、会陰痛い、胸痛い、授乳もミルクもオムツも搾乳もしなくちゃで時間がない。辛かったのであんまり記憶も残ってませんが、思い出しつつ書きます。
①退院後すぐ1週間は夫も実家に滞在
これは良かったことのひとつ。単純に育児スキルに差がない段階で一緒に試行錯誤しながら取り組めたのは、同志感もあって心強く、気持ちも楽でした。
夫は慣れない環境+育児で大変だったでしょうが、そこも飲み込んで頑張ってくれたのがさらに嬉しかったです。
②なんでもいいから決めてくれ
家事は全部母が担ってくれたのですが、ご飯や沐浴の時間などいろいろ尋ねてくれるのですが、これ、本当に私に余裕がなくて辛かった。沐浴とか授乳とか子供に関することは仕方ないのですが、私のご飯とか何食べたいとか、どのくらい食べたいとかは聞かないでほしかった。なぜなら、育児に関することで全部の決断力思考力をとられているので、自分のことはもうどうでもよくて、そんなん勝手に決めてくれって感じでした。
※何かの記事で読みましたが、人間が1日のうち決断できる回数は決められてるとかなんとか...慣れない育児で思考決断力をとられてるので、それ以外の決断は負担だったようです。
〇〇するね〜と声かけてくれればそれでOKでした。
③マジで時間がない
うちの子は直母がうまくいかず、搾乳したものやミルクを哺乳瓶であげるスタイルでした。
ミルクだと3時間空けなきゃいけないとか色々あったので、搾乳をメインであげてたのですが、まー時間がかかるかかる。
幸い搾乳機を義理の姉さんから借りてたので楽になった部分もあるんですが、搾乳したものを温めて哺乳瓶であげて、ゲップさせて、哺乳瓶を片付けて、搾乳して、そしてまた...の繰り返し。
ケチって哺乳瓶を2つしか買わなかったのも悪かった。
そして夜間はこれに寝かしつけも+。寝かしつけ後に搾乳するのは眠いし寒いしで辛かったです。
最初からミルクor直母であればこの辛さはなかったと思います。でもこの時期搾乳しておかないと母乳量が減るという話を聞いたこともあり、日々しんどいながらも続けていました。
1ヶ月経った頃からはガンガン直母でいけるようになったので、搾乳の時間が消滅したのはとても楽でした。
④母にあたる(母ごめん)
里帰り中本当にお世話になりました。経験もあり、育児スキルもあるだけに、一番頼りになっていたのですが、その裏返しとして当たってしまった。
ニコニコしなさいよ、もっと(夫に)優しく言ってあげなさいよと言われたり、ミルク含め授乳は実母(私)の仕事だから手を出さないというルールがあったり...
ちょこちょこぶつかる場面があり、こちらも頼りにしているだけに「なんでわかってくれないの!」状態になり、さらにイライラするという悪循環。
でも本当に感情面ではコントロールが効かず、ニコニコしたくてもできないし、優しくしたくてもできなかったです。日々子どもを生かすので精一杯というか。
今なら
感情面は産後うつ気味だからコントロール不可だからね、何もいわないでよ!
搾乳で時間とられるから、ミルクあげてほしいです
って要望できたのかな。
⑤乳腺炎2回
直母が軌道に乗り始めた産後1ヶ月半、右胸にしこり、熱感、圧痛。これはまずい。平日は父母も仕事だし、病院も行けない。まずい、非常にまずい。
検索しまくって見つけたのが訪問助産師さん。わりとすぐ返信をくれ、自宅まで訪問してくれました。母乳マッサージのほか、赤ちゃんのうつ伏せ遊びの仕方、おくるみの仕方等々色んなことを教えてもらい、本当に助かりました。この助産師さんは実家滞在中2回きてもらったのですが、もし次回も里帰りすることがあればまたお願いしたいと思えるほど、本当に支えになってくれました。
また、乳腺炎について、自宅に戻ってきてからは全くなってません。
私見ですが、
①実家では食事量>授乳量のため、供給過多になって詰まった(自宅では粗食のため私の体重はみるみる落ちた)
②赤ちゃんの吸啜力がついて詰まらなくなった
③こまめに温かいものを飲むようになって水分不足にならなくなった
このあたりが大きいような気がします。
なんだかもっと色々とあったような気がするのですが、辛い記憶は忘れるもので、こんなことしか思い出せません。
とにかく今となって言えることは、
退院後すぐ夫も育児に加わると良い
育児以外の決断はなるべく省く
体を休めるように協力をもとめる
水分睡眠はとりすぎて困ることはない
訪問助産師さんを有効活用しよう
これは大事なことだと思います。