昨今世間を騒がせるオレオレ詐欺でありますが、どうやらこいつが我が家にも来ていたらしい。
念のために捕捉しておくと、オレオレ詐欺とは主に高齢者を狙って親族を装った電話をかけ、「事故を起こしたから金が要る」などと言って金をだまし取る犯罪の手口のことである。
そいつが、箱根に住む婆さんの家にかかってきていた。
その事実を、私は知らなかったのだ。
なぜなら祖母は私が家族に言えない悩みを相談してきたと思い込み、家族にも言えなかったのだ。
でだ。その、私を語った電話は以下の内容だったらしい
「彼女に子供ができてしまった」
「とても責任が持てないから金が要る」
「親にも言えない」
「助けてくれ」
それを半信半疑ながら、しかし本当であったら…と、ついに先日祖母の娘こと私の母に相談してきたという次第である。
幸いまだ金を振り込んではいなかったらしいのだが、まったく馬鹿げた話である。
私は祖母に堂々と言ってやった。
俺に彼女なんていない!
彼女いないのにどうやって子供ができるんだ!!
どうやってできるんだ!!
どうやってできるっていうんだよ!!!
と。
完璧な論証である。まったくもって非の打ちどころがない。
しかし、それを聞いた祖母の反応は意外なものだった。
祖母は、驚愕の表情でこう言った。
「あんた…彼女いないのかい…」
「どうして彼女いないんだい……」
そう。なんと祖母は落胆し、落ち込み始めたのである。
そしてそこになぜか母までもが加わり、
「なんで彼女いないのかねえ…」
「世の中女なんてたくさんいるんだから、1人くらい捕まえられるだろうに…」
と、そっち方面の地獄の家族会議が始まってしまったのである。
「俺だって彼女ほしいわ!でも全振り向いてもらえねえんだよ!」
「そりゃあんたが甲斐性ないからだよ。ばあちゃんも年なんだから頑張っておくれよ…ひ孫の顔見て死にたいってもんだよ」
「わかってる、わかってるけど…! 畜生……畜生!!!」
そのようなドラマが、始まってしまった。
この場合において、私は完全に無実潔白であるにもかかわらず、気付けば私がすべての諸悪の根源のような流れになってしまっていた。
このように、オレオレ詐欺は他人に深刻な被害をもたらす重大な犯罪である。
私の心は、もう、ボロボロだ。
このブログを読んだ方は、どうかこの被害者の思いを受け取り、抑止と防止に努めてほしいものだ。
今回は、そんな暗いお話。
次回は何の話を書こうか。
おっぱいについて書くか。
明るい、おっぱいのお話でいこう。うむ。
