いろいろご質問いただきましてありがとうございます。
的確なアドバイスとまでは行かないかも知れませんが
間違った方向に行かれてしまうことのないような思い
で全力でアドバイスをしています。
多くの方が、大規模であったり、大勢の患者さんでに
ぎわっていたり、いろんな広告宣伝をされていたりと、
とかく目立った歯科医院の先生のご意見を重視され
る傾向があるようですね。
わたしが、このブログで自分の歯科医院を紹介しな
い理由は決して怪しい内容を書いているからではな
くて、自分への戒めも含めて、理想的な歯科医療を
みなさんに知っていただきたいからなんですね。
勿論自分もそんな歯科医療をみなさんに提供でき
るように努力したい、またそんな歯科医がもっと増
えて欲しいといった強い思いも入っています。
さて、今日は歯科の定期検診についての本音です。
ときどきわたしの歯科医院にも、今日は定期検診に
きました、とおっしゃる方がおみえになります。
そもそも検診という医療は保険医療行為には無い
のです。
わかりやすくいうと、お腹が痛い、頭が痛い、熱が
ある、何か身体に気になる症状があって診てもら
い、結果診断病名がついて医療行為が発生する
のが、保健医療システムです。
今日は健康診査にきました、と内科に来院したら
当然担当医はこうおっしゃるでしょう。
健康診断は保険が効きませんよ!
これは、歯科医療でも同じで、定期検査目的では
保険医療は受診できないんです。
でもまあ、そんな堅苦しいことを言っていたのでは
ややこしくなるので何故か歯科医療だけがこういっ
た曖昧な医療スタンスを取っている先生が多いの
が現状です。
しかしこの現状は異常なのは事実なわけで、国の
方でも少しずつ医療現場への指導が入ってきて
います。
みなさんも過去に受診された歯科医院から
「そろそろ歯の定期検査の時期です」
といった内容の郵便物が送られた経験のある方
も多いと思います。それを見て定期検査にきまし
たと受診されると、保健医療をしてはいけません
といった指導が今はなされています。
まあ、これは当たり前のことなわけで、そういった
定期検査のすすめを郵送するほうが保険医療
としては、ちょっとおかしいわけなんですね。
この事実はほんとうは、わたしが歯科医師となっ
たころから言われていたわけで、そういった不正
行為(?)で患者獲得を図る先生が大勢いらっし
ゃるのも事実です。
ちなみに、わたしの歯科医院では行っておりませ
ん。理由はほかにもいろいろありますが、割愛さ
せていただきます。
さて前置きはこれくらいにして、歯科定期検査の
本音です。
ある歯科医院では
予防歯科の観念から1~2か月
おきに歯の汚れを取りましょう。
こんなことを患者さんに進めている歯科医院がどう
もあるようです。
はっきりいいます。
無駄です!
1~2か月ごとに歯の汚れを取って
も虫歯、歯周病の予防には無関係
です!!
よろしいでしょうか。
数か月おきに歯科医院に受診してフォーローの必要
な患者さんはかなり限定されます。
虫歯、歯周病予防目的で数か月おきの受診を勧める
先生ははっきり言って、勉強不足ばかりでなく、金儲け
だけの医療と判断してよいと思います。
もし、そういった数か月ごとの受診を勧められたのなら
その理由をちゃんと確認されるとよいと思います。
ちなみに私の歯科医院でそのようなフォーローの必要
な患者さんを列記してみます。
・ 歯周病治療が終了して、完治するまでの経過観察を
含めたフォーロー。1年を目安に1~2か月ごと、そ
の後は6~12か月ごとの受診へと移行します。
・ 御高齢(主に75歳以上)のかたは、1~6か月ごとの
フォローをお勧めしています。これは御高齢になると
どうしても口腔内の手入れが徐々に悪くなり虫歯や
歯周病の進行が早いことが多いことと、ほかの全身
疾患を持っている方が多いので、迅速な対処ができる
ようにという意味合いからお勧めしています。
そして、内科等の服薬情報や血液等の検査データー
をその都度持参していただいて歯科治療の参考にさ
せてもらっています。
・ 口腔内に要経過観察の慢性疾患がある場合は当然で
すが、脳血管疾患、血液疾患、膠原病、内分泌疾患
心疾患、呼吸器疾患、などなどで積極的な完治を目指
す歯科治療が出来ない患者さんには、歯科疾患の増
悪がないように、また少ないようにという意味合いで数
か月ごとのフォローをしています。
上記以外にもあるかもしれませんが、
健康で、口腔清掃状態も極端にわるくなければ、数か月
ごとのフォーローは無意味だと思ってください。