昼過ぎに練習場所の体育館2階のスペースに行く。

今日はテンション低く、あまり人と交わらずに練習。


自分が来る前に、練習をしていた部長やN君が学校の保育室(?)の人に気に入られ、保育室で急遽ショーをする事になったらしい。

そんなわけで16時くらいに部長たちは保育室に移動。

練習に来ていた他の部員もついていく。

やっぱりテンション上がらずに1人残る自分。

練習したりボーっと音楽を聴いたりする。


1時間弱くらいした頃だろうか。

窓から外を眺めていると、うちのサークルが作ったものであろう犬の形をしたバルーンを持った子供が走りまわっていた。

しばらく見ていると、その子供はこけてしまい、その拍子に手に持ったバルーンは割れてしまったようだ。

母親が困った顔で割れたバルーンをいじっている。

その隣で子供は泣きそうな顔をしている。

早く誰か戻ってこないかな、と辺りを見回すと誰かが練習として作った犬のバルーンが。

それを手に小走りに駆け出す俺。

1階に降り、ゆっくりと親子に近づく。

「あげます」

とちょっと挙動不審に話しかける俺。

思いっきり感謝される俺。

笑顔の子供。

テンションも低かったため、ぎこちない笑顔を返す俺。


ま、いっか。