「海に囲まれた病院からの荒唐無稽な脱走劇、人生の最期を迎えた老人と彼の家族のスケッチ、2つのドラマが重層的に絡みあいながらそっと生と死をみつめる一。ケラリーノ・サンドロヴィッチ一生に一本の私戯曲、改訂を加えて9年振り、4回目の上演」
NYLON 100℃ オフィシャルHPより。
高校2年だか3年だかの頃、友人と演劇のプロデュースユニットを立ち上げて
上演する台本について2人であーだこーだ探しているときに見つけた1冊の台本それが『カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~』
出演者数や予算の都合で諦めたものの、自分の中では上演候補の1つだった。
半年ほど前にこの舞台が上演されると知り、「絶対に行く!」と意気込んだ。
しかし、既にこの話のどこがそこまでよかったのかは覚えていなかった。
しかし、観ていると徐々に思い出してくる。
ストーリーは人生の終わりを迎えつつある老人みのすけと、病気で病院に閉じ込められた少年みのすけ(おそらく実際は治療のため入院中の老人みのすけ)の話が交差して進んでいく。
ぶっちゃけ、よくわからない。
だが、この話に憧れた感覚は思い出した。
不可思議さと馬鹿馬鹿しさのバランスが大好きだ。
数年ぶりに1人きりで歳が増えるその日に、思春期だったあの頃を少し思い出した。