あんなに雪が積もって、重いだろうにしなだれずに立っている樹氷のように強くなりたい。

春が待ち遠しくそして春がきたら雪解けがきて、芽吹いて花が咲いて、そんな解放の時を待つ樹氷のように強くなりたい。

そんなことを、雪山で姉に急かされて撮った写真を見て、ふと思う。

幸あれ。願わくばたくさんの幸あれ。