人の移動と共に新型コロナウイルスが国内でも広がりつつあります。
春になると終息する季節性インフルエンザと違い、季節に影響されない新型コロナウイルスの流行は長引くと思われます。
不安にとらわれる事無く、粛々と体に備わった免疫力を高め、自分と家族、友人、知人を守りましょう。
今日は、新型肺炎と一見無関係に思われる「腸」が免疫力向上の鍵を握る事を紹介します。
腸は、消化された食べ物が吸収される場所。ただ、それと一緒にウイルスや病原菌が入む危険のある場所でもあります。
そのため、体にある免疫細胞の約７割は腸に密集し、外敵の侵入に備えています。
それだけでなく、小腸の壁の一部（パイエル板）で免疫細胞達の戦闘力を高める訓練場として機能している事が最近の研究に明らかになってきました。
この場所で、免疫細胞達はウイルスや細菌に触れ、攻撃対象の特徴を学習し、血液の乗って全身に運ばれ、敵であるウイルスや細菌を発見すると戦います。
新型肺炎やインフルエンザへの免疫力を上げるには、腸をしっかりさせる必要があるのです。
納豆をには抗菌作用のあるアミノ酸が含まれており、肺炎球菌やヘルペスウイルスに効果があったほか、癌細胞を死滅させる事も確認できたと報告されております（秋田大学 2016）。
新型コロナウイルスへの効果は未知数ですが、普段の食事にとりいれるとよいでしょう。
また、腸には微生物が共存しており「腸内細菌」と呼ばれています。
日本人の腸には固有の腸内細菌が生息している事がわかっており、海草や野菜などに多く含まれる「食物繊維」を食べ「酪酸」を分泌する事で、
免疫のコントロールに深く関わっている事が判明しております。
≪腸を強化する ― まとめ≫
＊自然醸造された発酵食品を取り入れる事
（納豆、味噌、醤油、ヨーグルト等）
＊食物繊維をとる事
（海草、野菜、イモ、豆、キノコ類、穀物、果物）
＊腸を弱めるのは、お腹を冷やす事。
食べ過ぎ。不安になりすぎ等。
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