・受付準備
さて必要なものが用意してきたらいざ会場へ。会場には余裕をもって行きましょう。まず受付の準備を始めるのですが「受付はどこでやるのか?」「運営席はどこなのか?」などを予め決めておく必要があります。特に受付の場所は「入ってからわかりやすく、かつ行列ができても大丈夫な所」の方がいいでしょう。そうなると受付場所は奥の方になりそこまで案内を示さなくてはなりません。(机やガムテープを張ってそこまで案内をするのがベスト)
会場にもよりますが会議室等は1つとは限らないので会場の外に人を待たせると他に会場を利用している人に迷惑がかかるからです。他の運営が同じ会場を利用する時に気持ち良く借りられる関係にするためです。
・受付開始から1回戦まで
ここからが参加者から見える「運営」となります。この時間をいかにタイムスケジュール通り進めるかでその日の遅れを無くせるかの大半を占めると言っても過言ではありません。なぜなら「受付の時間帯は短時間であるのに対して複数の仕事を同時にこなさないといけないので、全体的な連携がとれてないと遅れが生じやすい」のと「一部の参加者の例外的な行動(遅刻等)に受付時間外に時間を割く可能性がある」からです。ではその受付をどうするかを説明しましょう。
まず受付ですることは
1・HNの確認(登録した人かどうか)
2・参加費の徴収
3・スコアシートやデッキシートや参加賞配布
4・書いてきたデッキシートの確認の4つに分かれます。
4つなので4人でやればいいのかというとそうではありません。「HNの確認」は1人が対応してもう1人が記入するというパターンもあるし、デッキシートを書いてきたかどうかの確認をする人と渡す人など「確認する人」と「行動する人」を分けておくとスムーズに進むになるでしょう。
経験談ですがプレイヤーは受付開始時~中盤は受付に行例が出来て、デッキシートの提出は受付終了間際に提出されるプレイヤーが多い傾向があります。つまり受付時間内の陣形は常に同じではないということです。そこで必ずあらかじめ決めていた陣形で動く事必要はありませんし、忙しい所に人数を置き、そうではない所は減らせばいいのです。受付終了後は次の段階に進むのですが参加者が全員受付時間内に来るとは限らないし、デッキシートも同じ事が言えます。受付時間になったら「参加者が何人来ててそのうち何人がシートを提出していないか」をすぐに明確にしなくてはならない。ここがタイムスケジュールの遅れる1番の原因です。そこで多少の遅刻やシートの遅れを計算しておき「最終受付時間(すぐに対戦組み合わせ発表ができる時間)」を決めておく必要があります。上記のタイムスケジュールで言えば「10:30-11:00」の間。デッキシートやスコアシートの未提出なプレイヤーには「いつまでに○○提出すれば罰則無しで大会に参加できますよ」と言えば参加者も納得をさせます。これで初めて次の段階に行けるのです。その最終受付時間の前に机の整理などをしておくといいでしょう。
最終受付時間になったら対戦組み合わせの発表です。シンプルなのは手配りや張り出しでしょう。組み合わせの発表が終わったら参加者が自分の席に座って準備をする。その間に開会式や当日の説明をして改めて参加者に大会の内容を明確に説明をしておきましょう。当日の説明で何を言えばいいかというと主に「当日の流れ」「対戦形式」「大会ルール」「会場ルール」など。特に重要なのが「大会ルール」です。エキストラターン・デュエルの有無、ジャッジのあり方などです。さらにジャッジのあり方についてはヘッドジャッジの有無、ジャッジの回答範囲(公開されていない処理を答えていいのか?)など「ジャッジは何をしてくれるのか」を明確に言う必要があります。ここで受付~1回戦開始前のトラブルをまとめてみました。
Q「当選者ではない(参加資格の無い)プレイヤーが受付に来た」
回答例:まず当日枠(当日キャンセル待ち)があるかないかをはっきりと答えましょう当日枠がある場合は「いつまでにどこにいればいいか」「どうしたら参加者になれるのか」を明確に伝えましょう。当日枠がない場合はその趣旨を伝えます。ここでHPにどちらなのかをしっかりと書くことによりトラブルが少なくなります。
Q「本名確認時に登録と違う本名である事が発覚した」
回答例:その人がいつも使っているHNと同じであれば問題がない。問題なのはそうでない時です。整合が取れない場合は罰則を考慮する等そういう状況になった時に事前に決めておくのがベストです。
Q「デッキシートやスコアシートを最終受付終了までに提出できないプレイヤーは?」
回答例:これは罰則しかありません。注意~ロスのどれになるかはその大会次第です。
Q「デッキシートに不備があったら?」
回答例:まずデッキシートの内容をいつ確認するかと、罰則内容を決めておきましょう。ここで注意したいのが予選中にデッキシートチェックをする場合は「全員」か「0」かどちらかにしてください。とある運営が1枚だけデッキシートを見て不備を発覚した場合そのプレイヤーはいいかもしれませんが他に不備があったプレイヤーは「見られてない」って理由で発覚が遅れます。遅れたプレイヤーは決勝トーナメントまで気づかないって状況もありえます。受付時に「デッキシートに不備があったから編集したい」とよく言われますのでデッキシートはすぐ出せるようにした方がいいです。
・予選中について(ジャッジについて)
ついに予選が始まりました。ここで運営の新しい業務として「ジャッジ」というがあります。ジャッジとはプレイヤー同士で解決出来ない処理を中立な立場であるジャッジが裁定を出すパターンです。また「調整中の裁定」や「上告」や「カード外の裁定」を下す責任者の「ヘッドジャッジ」があります。裁定の内容には主に「カードルール」と「カード外のフロアルール」の内容があります。前者は名前の通りカードの処理の仕方についてで、後者は「デッキがめくれた」とか「本来のタイミングで処理を忘れた」などカードのルール外の事です。最近では有名になってますがフロアルールは1人で「フロアヘッドジャッジ」として対処するのがベストです。なぜならフィールド上に「ライオウが存在してる時に強欲で謙虚な壺」を発動した時の対処」は「そのままカードを戻す」だったり「そのカードを破壊する」など1人1人意見が異なるからです。予選中は数人のジャッジが巡回して、ジャッジが呼ばれたらそこに行き裁定を出すというのが運営のパターンです。しかしそのジャッジでもわからない事があります。そういう時のフォローは必ず予め決めておいてください。(すぐ事務局に連絡するのか、周りに聞くのか、ヘッドに聞くのかなど)
予選中は運営の中で一番時間が長いのですが「巡回(必要に応じて裁定をだす)」「スコアシートの提出後に処理」の2つが予選中の仕事なので業務としては非常にシンプルです。ですが、トラブルが起こりやすいのも決闘中が一番多いです。トラブルが発生したときの正しい回答は各大会によって違いますのでこればかりは「大会の方針」によって決めるしかありません。「楽しむ大会」か「競技性を重視した大会」かでフロアの裁定を変わっていきます(例えば1回戦目始まる前に対戦相手のデッキがめくれてデッキジャンルがばれた場合など)。よく起こり得る状況を書いておきますのでどういう裁定をするのかは各自決めておいてください。
・処理されていないカードの裁定はどうするか
・対戦相手のデッキがめくれた(デッキ内容はばれてない)
・同上(デッキ内容がばれた)
・適切な状況でないカードを発動した(ライオウがいるときに増援発動など)
・カードの処理を忘れてそのまま決闘を進行した(サンダーバードの除外のままなど)
・対戦相手が遅延してると主張
・ヘッドジャッジ以外が出した裁定に不満を感じた
・ギャラリーなど第三者などの助言等によるトラブル
・裁定を間違えてしまった事が発覚した
など様々な状況があります。もし決めていない状況になった場合もあわてずその場の運営で話し合って解決してください。決して一人でその場の解決をすると後々トラブルの原因になります。今まで「罰則」と出てますが「罰則」とは何なのでしょうか?
注意→警告→デュエルの敗北→マッチの敗北→失格→受賞資格を失う失格
と様々な内容があります。注意とは罰則をしたと注意を促すこと、警告も同様ですが繰り返すとデュエルの敗北以上になる可能性があるという警告を促すこと。上記の例になった場合どういう罰則を与えるかはあらかじめ決めておいてください。ここで回戦毎にどのプレイヤーがどういう事をしたのかをリストにまとめると連携が取れやすくなります。そうすることによってヘッドジャッジではなくてもある程度の罰則を的確に出せるようになります。ただ罰則に関しては「すぐ出す人」と「なかなか出せない」人がいます。安易に罰則をだすのではなくジャッジ間でよく相談した上で罰則を出すようにしてください。