豪華客船-ボイジャーオブザシーズ2(香港-香港区間)
豪華客船で、出港地でお客様を乗せ そのお客様が完全に船から降りる日までを1クルーズと数えます。
1クルーズは短くて3~4日
平均1週間ですが、
同じお客様に対して2回以上フルのショーを見せる事はまず無いので、
基本的に出演は1クルーズにつき1回。
クルーズ初日に出演が終わってしまうとその後のクルーズは 何もすることがありません。
練習あるのみです。
豪華客船の上だというのに、
豪華な食事には目もくれずひたすら稽古に明け暮れる日々ですが、
前回のクルーズでは
僕のショーを偶然見ていた船長が気に入ってくれ、
ディナーに誘って頂きました。
ディナーに誘って頂きました。
船の中ではメインダイニングという豪華絢爛な場所がありますが、
一人で行くような場所でもないので これまで行った事はありませんでした。

スーツ着用が必須となる「フォーマルナイト」用に用意しておいたジャケットを引っ張り出して袖を通し
緊張しながらメインダイニングに向かうと、
リザーブされていたのはダイニングのど真ん中にある 船長専用のテーブル。
自分のショーより緊張します。

てっきり
船長と奥さんの二人だと思っていたら
各部署のディレクターや船長が招待しているゲストの一家等大人数でした。

緊張しましたがこういう場にご招待いただけて光栄に思います。
翌日はベトナムのダナンに停泊していましたが、
この日は船から降りず、船内で練習。
練習の合間に 船長にブリッジ(操縦室)を案内して頂きました。
停泊中ということで、操縦席にも座らせてもらい
13万8千トンの船の操縦桿を握るという 貴重な経験をしました。
漫画「ワンピース」や「パイレーツオブカリビアン」に出てくる船についている
ハンドル(舵輪というそうです)をイメージしていましたが、
コックピットにあるそれらしき物は
この操舵室はマンション14階以上の高さに位置するので
かなりの絶景でした。





