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元幼稚園英語講師とバイリンガルキッズを目指す方法@おうち英語 てんぱく ゆきこ

1歳からでも楽しみながらできるおうち英語を提案。おうちで習慣化する方法や教材等もアドバイスします!純国産で英語の成績下位だった私が英語講師の経験をもとに未来を見据えた英語教育について発信。七田式に通う英語好きの4歳男児を育児中★

こんにちは、おうち英語でバイリンガルキッズを目指す、

元幼稚園英語講師のてんぱく ゆきこです。

 

前回、英語が話せなくても全く問題ない!とお話ししましたが、

今日はじゃあ「何から始めればいいの?」

についてお話しします。

 

ママのやる気が逆効果?! 

前回、ママは話せなくても、

目標や指針をしっかり持つ事が大事とお伝えしました。

 

目標はしっかり考えた!

英語をやらせたい理由も考えた!

 

ん?でも英語なんて久しくやってない…

何をすればいいの??

 

私もそうですが、何事もやるぞ!と思ったら、

はじめのうちはみんな頑張りますよね?

毎日やるぞ!

テキスト買わなきゃ!

明日から英語漬けだ!など…

でも、やらせたい対象は我が子ですよね?

子どもからすると、

「お母さんは僕に/私に何かをやらせようとしている」

「何なんだろうよく分からない…」

「遊びたいから、やだよ~」

何歳でも子どもながらに何かを察知するものです。

「やること」ばかりに目を向けるのではなく、

本当の第一歩は、

「嫌いにならないように」

スタートさせることがとても大切なんです。

 

英語が嫌いになる原因 

幼稚園の英語クラスでは、初日に泣き叫ぶ子どもがたくさんいました。

「帰りたい」

「ママに会いたい」

「英語やるなんて言ってない」などなど。

子どもは、きちんと言葉で言えなくても、

やりたい、やりたくない、

良い、嫌だの感情はちゃんと持っています。

たとえ1歳~3歳でも意思はあります。

 

習い事として「通う」となると、本人に何らかの説明や同意がないと、

続けることは難しいと感じました。

 

そこで子どもとのコミュニケーションを怠り、

「泣かずに行きなさい!」

「楽しいから大丈夫」

「いいから、行きなさい」

などと声かけすると、泣かずにレッスンに参加するようになるものの…

 

ずっと下を向いている

ずっと外を見ている

ずっとつまらなさそうな顔をしている

遊んでいるなど…

親が見たら月謝がもったいない!

と叫びたくなります。

日本で育った子どもたちにとって、

英語のレッスンや英語しか話さない環境は

たとえ1時間程度であってもストレスです。

 

5歳の男の子の話 

一度、嫌いになってしまうと再び好きになるのは難しく、

それを痛感した経験があります。

 

とある5歳の男の子がいました。

ある日を境に、

「なんかつまらない」

「もっとママといたい」

「言っている意味(英語)が分からない」

「周りは分かっているのに自分だけ出来ない」

と言うようになりました。

ママにこういった状況を説明しましたが、

「分かりました」

だけで、その子と話し合ったり、何がイヤなのか話さなかったようです。

 

始めは励ましたり、大丈夫だよ!と、

ネイティブの講師たちと安心できる環境を作ろうとしていましたが、

レッスンの教室の前で泣いたり、

行きたくない!と叫んだり、

しまいには、教室には来ないで幼稚園内に隠れたりするようになりました。

 

日に日に悪化していき、もう一度ママに連絡しました。

話を聞くと、

「仕事が忙しくて、話を聞かなかった」

「最近、コミュニケーションを取っていなかった」

「一時的なものだと思った」

「家ではまったく英語はやっていなかった」

とのことでした。

 

英語だけの問題ではなく、

ママと話したい、大切にしてもらいたいという気持ちがあったから、

英語に身が入らなかったのでは?と感じました。

 

確かにママの気持ちも分かります。

働いているママなら毎日が本当に忙しくて、

幼稚園や保育園での細かいことに目がいかないこともあると思います。

 

私も子どもが友達とケンカしたと聞いても、

ケガの状況くらいは気にしますが、細かいことはあまり聞いていない時もあります…

子どものケンカでしょ~くらいに…

 

でもこの時の彼は様々な要因はあるものの、

すでに、英語はだいっきらいで、

見たくもないし、

聞きたくもないという状況でした。

お母さんは本当は継続させたいし、

英語は将来のためにも大事だからやらせたい!

でも「将来ってなに?!」と、
彼にその想いは理解できません。

 

さすがにこの状況を見て難しいと思ったのか、

英語だけが問題ではないとママも気付き、

結局その子は退会しました。

 

全力で取り組まない! 

子ども達を見てきて、習い事をするという事は、

親が思っている以上に負荷なんだと感じました。

通園することも、

友達と遊ぶことも、

先生の話を聞くことも、

給食を食べることでさえも、

みーんなみんな頑張って取り組んでいるんです。

大人が毎日仕事に行くのと同じくらい、

子どもなりに色んな事を考えながら、過ごしているのです。

子どもが精神的に安定しているか、

まずは、毎日元気で過ごせているかというのは、

案外、大切な事だと思います。

 

その上で、習い事(英語)を

「嫌いにならないように」

することがとても大事です。

 

嫌いにならないようにするためには、

子どもの性格や個人差はありますが、

全力疾走しないことです。

初めから全力スピードで英語に取り組んでも(親としてはやらせるぞ!)、

子どもはその気持ちに追いつけず(急に何事?!)、

途中で転んで泣いてしまい、ゴールまで行けないのです。

それでは本末転倒です。

 

子どもの精神を安定させて(毎日元気であればOK)、

目標やゴールを決めて、(ココは親のエゴでOK)

それに向かって、あえて!

初めは「全力で取り組まない」

「押し付けない」ようにする!

と、ママたちの気持ちも整えることです。

次回は気持ちも整えたら、具体的にどうやって始めればいいのか?

についてお話していきます。