こんにちは、おうち英語でバイリンガルキッズを目指す、
元幼稚園英語講師のてんぱく ゆきこです。
前回、英語を嫌いにならないように、
ママも気持ちを整えることが大事とお話ししましたが、
今日は具体的に「どうやって始めればいいの?」
についてお話しします。
英語ができるようになったらな~
前回、初めから全力スピードで英語に取り組んでも、
子どもはその気持ちに追いつけず、
ゴールまで行けないとお話ししました。
”はじめが肝心”といいますが、
その通りで、特に英語は、
子どもが自ら「やりたい!!」という習い事ではないと思います。
親が子どもの事を考えて、
こんな風に育って欲しいな~という希望や願望だと思います。
エゴのように聞こえるかもしれませんが、
私はどんな風になってほしいのか、
ビジョンを描くことはとても良いことだと思います。
そのプロセスを間違わずに、
ママも一緒に成長していけば、
とても良い英語環境を作れると思います。
子どもの事を想って英語を!!
と思ったママの気持ちは痛い程分かります。
私もそうですし、私が出会ったママ達も、
「将来のため」
「私のように困ってほしくない」
「英語が出来たら選択肢が広がる」
「英語が出来て当たり前の世の中になる」など、
みんな同じように考えています。
ゆる~くゆる~く♪
だからこそ!
初めは「ゆる~く」始めることです。
そして欲を言えば…
「ママがやる」という姿勢を見せるのは、
子どもにとって効果テキメンです。
ママがやると言っても、
「ママが」聞きたいな~くらいのスタンスで、
英語のマザーグースを流すとか、
ママの好きな洋楽を流すでもOKです。
誰も聞き取れなくても、
ニュース(NHK)の副音声を英語にしてもいいです(笑)
とくかく、
「なんか何か日本語と違うものが流れてる?」
と思わせるだけでいいのです。
英語は”超”長距離走?
えっ!?そんなのでいいの?
と思うかもしれませんが、
英語はマラソンと同じ…いやもっと”超”長距離です。
かなり地道で(だって日本に住んでるし)
長い時間をかけて(日本にいたら大学?社会になってから使うかも?=15年~20年後?)
習得していくものなのです。
もし海外転勤がある!親子留学をする!移住計画がある!
といった家庭であればいいのですが、なかなか少ないと思います。
なので、初めから全力で走る必要はありません。
息切れして、疲れてしまったり、
ママも子どももイヤになってしまっては意味がありません。
私の経験では、
子どもが本格的にイヤ!やりたくない!と言い始めるのは、
実は小学校3年生くらいからが一番多かったです。
1歳から6歳くらいまでの幼児は、
嫌いでなければ、何となくやっている子・やらされている子もいます。
しかし段々、それまでのストレスや想いが爆発し、
また思春期前の成長段階ということもあり、
小学校3年生くらいにドカーン!と、
「やめたい」「やりたくない」と叫び始めるのです。
親「もったいない!」
子「小さい時からやってきて、もう飽きた」
親「とにかく続けなさい!」
子「やめたい、やだやだ」
親「英語は大事だから!!」
子「…」
これを繰り返して、どんどん英語が嫌いになっていく子を
小学生に限らずたくさん見てきました。
ゴールはどこでしょうか?
子どもと対話しないと、英語が嫌いになり、中学生になると全くやらなくなり…
それこそ「もったいない!」です。
”長期戦”です。
ママも子どもも疲れないように、ゆっくり走っていきましょう!
「聞く」ことの大切さ
「聞く」ことから始めてください。
先ほどもお伝えしましたが、
マザーグースでも洋楽でもニュースでも何でもいいので、
「音」を入れることから始めることをおススメします。
ママが歌ったり、口ずさんだりしてもいいんです!(苦手なら大丈夫です)
発音が…なんて初めは全く気にする必要はないと思います。
嫌いになったらそもそも、発音も何もありません…
日本語もまず「音」からだと思います。
たくさん「音」をインプットして、
2歳あたりから「言葉」としてアウトプットしてきます。
母語ですら、2年以上かかるのですから、
日本で生活していれば、英語はもっとかかります。
”超”長距離走なので、ゆる~く始めましょうとお伝えしたいのです。
ママが肩の力を抜いて、
歌を口ずさむ♪くらいが、
子どもにとってもちょうど良いと思います。
まずは家で英語が流れている環境を作ってみてくださいね!