水戸様の庭園で感じた事 | Welcome! TEMP361 season2

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バイクとかカメラとか
素直に、感じるままに。

神楽坂から外堀に沿って水道橋まで歩く
そう言えば私はずっと今まで沿線の鉄道を山手線だと大きく勘違いしていた



山手線はもっと大きく都心を周っているはずなのになぜか飯田橋や市ヶ谷、そしてこの水道橋までを山手線の一部だと思っていたわけで
こんなのでよく仕事で東京なんて来れたもんだと思う



東京ドームも実は一度も来たことがない
ジャイアンツファンの友人は広島からよく応援に遠征しているようだが
生憎私はジャイアンツファンではない



でも今回は夏目漱石ファンの方の縁から、初めて小石川後楽園に来ることができた

いつもの歳なら一度や二度は活躍するはずの雪吊りも今年は活躍していない様子でした




少し中に入った、日の当たる場所にあった木のベンチは、陽気が良いせいで、暫く座っていても寒さを感じなくて
絶好の日向ぼっこが出来た

都会の真ん中にあるはずなのに、ここは水鳥の羽音と散歩する人の会話しか聞こえない
お散歩で来ていた保育園の子どもの声が心地よかった
たまーに後楽園遊園地のジェットコースターの音がするのは、まあ仕方ないか




都会にいる渡鳥は人慣れしていてすぐ近くまで寄っても飛び立つような事は無いようだ
かえって驚くほど近くの茂みの辺りで寝ていたりして、驚くのは私の方




少し歩くと庭の景色は一変して、あたかも全く別の土地に来たような感覚になる
こういう庭園の設計はどういう方がしたのだろうか

ここに住んでいた方は、あまり自由に屋敷から出入りできない身分の人だから、少しでもたくさんの風景や景色を感じ、人間らしい生活を過ごせる工夫だったのかもしれませんね

今のようにビルがなければ、富士山もどこかの角度から見えて、水面に逆さ富士もあったんじゃないかな




この暖かい陽気で花が咲いていました
今でこそ花といえば桜ですが、かつては花といえば梅
メジロかな?花の蜜を探して枝枝を移っていた





庭園の散策は時間が過ぎるのが早い
でも、それこそが庭園がある目的なのかもしれません

普段の自分は、時間がないからと早足で歩いて、こういう場所をウォーキングコースのように通り過ぎるだけで、わがままに生きてきたような気がします

本当の時間の使い方とは、こういう一場面を一日かけてゆっくり味わうことなんでしょう




ちょうどお昼になったので、園内にある涵徳亭で食事をしました
静かで料理も美味しい

庭園を眺めながら、次の行き先をいそいそと調べる自分は、まだまだ時間の過ごし方が出来てない。