花火大会が終わり、会場から車まで歩いていた時、一組の家族が前にいた。
私たちと同じく、車へ向かう道らしかった。
子どもは三人。
女の子は手に夜店のかき氷、男の子も手に何やら持って、親の間にひっつき、渋滞の横を歩いていた。
車が多いから危ないなあと、私たちは内心ヒヤヒヤしながらも後に続いていたが、そのうち、迎えの車が家族の近くに止まった。
ワゴン車のスライドドアが開いて、順番に乗り込む。ああ、良かったこれで安心だな。
と、思ったその時、女の子が手に持っていたかき氷のカップを道路脇の草むらにさっと置き、車に乗り込んだ。
ごく普通の動作で。
子どもは親の鏡。
綺麗な花火の後で、悲しいもの見た。
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