西野采配ズバリ的中!
先発メンバーで注目すべきは、昌子、香川だった。本田は外れた。
香川は、これまでのワールドカップで期待外れだったので、意外性のある起用だった。
昌子は、クラブW杯のアントラーズ対レアル戦で、ロナウドに通用することを示している。
日本代表に選出されたものの、レギュラーではなかったが、
不要なファールをする槙野よりも優れている。
試合前の練習を見ていると、森保を発見!
西野ジャパンで、招集されていたのだ。
森保は、古巣のサンフレッチェ広島で3度の優勝に導いた名将。
その森保が西野ジャパンの守備固めのために、働いているという。
日本に大きな変化をもたらすだろう。
開始早々、ふわりと上げた縦パスに大迫が反応。
DFは体を入れようとするが、逆に大迫に裏をとられてしまう。
大迫のシュートはGKに阻まれたが、詰めていた香川がシュート!
これを防ごうとしてDFがハンドし、PKに。
さらにこれが故意と認められ、レッドカードで一発退場となる。
香川がPKを落ち着いて決め、1-0。
さらに1人退場という、願ってもない状況となった。
ゆっくり回す日本。チャンスを狙い、鋭いカウンターを見せるコロンビア。
本大会は、強豪国が先制しながらも追いつかれる場面がよくある。
日本も例外ではなかった。
クリアミスの競り合いで、長谷部にファルカオがチャージしてきたが、
ミスジャッジにより長谷部がファールとされてしまう。
絶好の位置からのフリーキック。
壁がジャンプした足下を抜くという、キンテロの巧妙なキックにより、
同点に追いつかれてしまう。
ただ、前半に追いつかれたのは幸いした。
ハーフタイムで立て直した日本は、後半から怒濤の攻めを見せる。
殊勲のキンテロが、怪我のハメスロドリゲスと交代し、
コロンビアは全く攻めることができなくなってきた。
そして、目立たなくなった香川に変え、本田投入。
本田のコーナーキックを大迫がヘディングで合わせ、
ついに逆転ゴールを決める!
またしても、西野采配が冴える結果となった。
こうなれば、後は守るだけ。
ファルカオに仕事をさせない昌子。
無尽の運動量の長友。
気迫で迫る吉田。
ファールをしない、粘り強い守備を全員が徹底していた。
色々な面で他のチームより劣る日本代表だが、ルーズボールへの反応、奪取は負けていない。
柴崎、昌子の若い世代、
香川、本田、長友のベテランがかみ合った。
前回大会で大敗したことは、強固な団結力を生み、
心でコロンビアを圧倒し、奇跡の勝利を得た。