47歳女、バツイチ子持ち恋人無し、医療系の仕事、年収は6~700万くらい借金無し。
小さい頃から「器量良し」と呼ばれてきたけど、手先が器用なことを褒められているのだと思っていたため自己肯定感は底辺のまま10代を過ごす。とは言え性格は明るく、なんでもはっきり口に出せる方だったから、ちょっとこわい委員長みたいな立ち位置だった。
思春期からは平均より10キロくらい体重が重くなり、更に自信を無くし、「器量良し」の意味を知らないまま大人になった。
この頃上京したばかりの私は、道ですれ違ったおじさんから「退けブス」と言われ、あぁ自分はやっぱり不細工なんだなって確信するようになった。
20代の頃は時々街中で男の人から声をかけられたけど、私なんかに声かけるのは罰ゲームかキャッチだと思ってた。
かわいいと言われたこともあったかもしれないけど、不思議なことにブスと言われたことしか信じられなかった。
そんな時代を経て、持ち前のコミュ力からかいつの間にかオタサーの姫になり、そのまま結婚。
子どもが欲しくて結婚したけど、私が共同生活に耐えられなくなり離婚。この頃にはすっかり痩せて普通の体型になってた。
この辺りから急に「美人」と言われるようになる。
人生で、かわいいと言われたことはあっても美人なんて言われたことなかったから、まずは「ハァ??」ってなったけど、回数が増える度に、もしかして私は美人なのでは?って思うようになった。
年齢的には33歳。気づくのが遅すぎた。
もっと若いときに知っていたら、もっと鏡も見たし、メイクしたり、可愛い服もたくさん着れたのに、そうは思ったけど正直、その時の私はどう見ても20そこそこの娘にしか見えなかった。
もともと童顔だったし、痩せたことや、歯の矯正が終わって歯並びがきれいになったからかもしれない。
なんか私可愛いかも…そう思えるようになり、世界がガラッと変わった。
それからまもなく、老化が始まった。
鏡の中の私の頬はたるみはじめ、ほうれい線がでてきた。
メイクもうまくのらない。口角がさがってるし目尻にシワも…。
やっと手に入れた美しさだったのに、焦りが生まれる。
はじめて受けた美容関連の施術は、通っていた婦人科にあったポスターから。
ケミカルピーリング。
肌が綺麗になり小じわが改善する…一回4000円程度。
薬剤を塗るだけならやってみようかな、知ってる看護婦さんだし、ためしに。
結果肌がとても綺麗になって3ヶ月毎に通うようになる。
そんなとき、同僚の女医さんとのおしゃべりでアンチエイジングの話がでた。知り合いの女医はみんなサーマクールをしていると言う。
サーマクール?
はじめて聞いた。
確かにピーリングだけじゃ肌のたるみは良くならない。ドクターがやるくらいだから安全面に問題はないんだろな、いくらするんだろう。
1回15万前後。
さすがに高い。
ここから、少しでも安くサーマクールをできる医院がないか探しまくる日々が始まる。
当時は額面35万くらいのお給料で、小学生の子どもを1人で育てていたから15万はものすごい大金だった。
そして、11万でサーマクールができるクリニックをみつけた。
電話をしたら予約いっぱいで3か月待ち。せっかくだし、とすぐに予約をした。
そんな感じで私の美容クリニック通いは始まりました。
私は誰かのためではなく、好きな自分で居続けるために色々やっています。
基本私がやっているのは「時を止める」施術メイン。
周りにバレず、ずっといい感じの自分をキープしていく。
その上でちょっとずつ、バレない程度に綺麗にしていく、これが私の目指すとこ。
暇を見て今までやった施術の効果や金額、満足感なんかを書いていこうと思います。
ちなみに私は今、30半ばくらいに見られることがほとんど。
20歳下の恋人と歩いていてもおかしな顔されたことはないです。
劇的に顔を変える美容整形とは違ってとても地味だけど、こういう情報もネットの海に流せば、欲しがっている方に届くかもしれないと思いながら。。